クラウドファンディングのプロデューサースバキリです!
クラウドファンディングのプロデューサーとは、「クラウドファンディングをやってみたいけどやり方がわからない…」という人にサポート含めたトータルプロデュースをする仕事です。
前回の記事では、新しくクラウドファンディングのプラットフォームを作るという僕の夢を語らせていただきました。
この計画の目的を簡単に言うと、僕らは今「クラウドファンディングのサポートをしてほしい!」という依頼に対して既存のプラットフォーム(CAMPFIREやMakuakeなど)を使っています。
つまり、依頼者は僕らとプラットフォームへ二重に手数料を支払う構造になっているんです。
それでもクラウドファンディングに伴う手間のかかる作業を丸投げできて、成功率も高いということで多くの依頼(2021年は321件/年)をいただいているのですが…
どうせなら自分たちでプラットフォームを作ってしまえば、「お客さんの負担も減って自分たちもさらに儲かるんじゃね?」という極めてシンプルな発想です。
そんなシンプルで壮大な計画ですが、僕は絶対にいけると思って必ずやり遂げたいと思っております。
このプランをマネーの虎の南原さんにプレゼンし、あわよくば出資してもらおうと実行したところ…いろいろと下調べが足りないとの指摘を受けました。
その中に、既存のプラットフォームの利益率はどうなの?そこを調べた方がいい!というものがありました。既存のプラットフォームの手数料17%で利益がカツカツなら、我々がサポートする際にかかる人件費をその中に入れ込むと利益を出せないってことですね。
マネーの虎南原さんに「たすけぶね」のプレゼン再挑戦
そんなわけでその辺りを調べて再度プレゼンに挑みました。
MAKUAKEの利益率
まず、過去5期に遡ってMAKUAKEの売上と経常利益率を出しました。
クラウドファンディングの認知度の向上等もあり、MAKUAKEの売上は4年で10倍になっており、経常利益率も10%前後あることがわかります。
第9期は人件費の増大や将来のための投資で経常利益率が下がっていると考えられます。そのあたり考慮すると17%の手数料で利益はしっかり出てると考えて良さそうです。
たすけぶねのビジネスモデル
現在、考えている新プラットフォーム「たすけぶね」の料金モデルは
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自分で申請コース:手数料12%
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丸投げで申請コース:手数料17%+着手金10万円
を考えており、今はプラットフォームを持たないので「丸投げで申請コース」のみですが、プラットフォームを作ることで、サポート無しの「自分で申請する需要」も取ることができるようになります。ここは現状強みを持ってないので価格で優位性を出すことになりそうです。(※手数料、着手金には別途消費税がかかります。)
この「丸投げ申請コース」を魅力に感じて新規で申し込みが増えるかどうかが鍵になりそうです。
また、掲載件数に目を向けるとMAKUAKEでの2019年掲載件数が2,471件、2021年掲載件数が8,314件と毎年件数が増加中です。
2022年は381件のクラウドファンディングをプロデュースしましたが、プラットフォームリリースに向けて人員増強して毎月200件(年間2,400件)の掲載件数を目指したいと思っています。
認知のためにプロモーション費用が必要
ここまでの僕のプレゼンに対して、南原さんからの指摘がプラットフォームのPV数を増やすためのマーケティング案がないことでした。
マーケティングとは商品の良さをどうやって浮き彫りにさせていくかで
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広告の戦略
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認知度を上げる
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ブランド力をつける
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他社サービスとの差別化
を考える必要があるとのご指摘をいただきました。
MAKUAKEでも売上の25%を広告費として使っているので、後発サービスとして同様の割合での広告費の捻出やマーケティングプランの策定も必要になりそうです。ここの広告費次第では17%の手数料だけでは「丸投げサポート」の人件費を確保するのが難しいかもしれません。
何か策を考えなければいけませんね。
マーケティング戦略の例として、南原さんと同様のサービスを後発で始めたライザップの例も教えていただきました。
ライザップは広告戦略が上手く、認知度、ブランド力をしっかり向上させて成功したとのことです。
クラウドファンディングプラットフォーム「たすけぶね」リリースに向けて
今回は南原さんにマーケティングプランの無さを指摘されましたが、この点も改善して、スバキリ商店のプラットフォーム「たすけぶね」を早くリリースし、より多くの方のビジネス促進のためにクラウドファンディングを使っていただきたいと思っています。
資金の問題や、様々な課題等もあるのですが、引き続き挑戦の過程を共有していきたいと思いますので是非ともご注目ください!
YouTubeではより細かな話もありますので、気になる方はご覧ください。
■ YouTube「南原竜樹さんに再度プレゼンしたら大きな問題が」