クラウドファンディングをする上で多くの人が一番不安な事は、支援が集まらないことです。
特に、開始から3日以内の支援者数が予想を大きく下回るなら、すぐに対策しなくてはなりません。
支援が集まらない原因を見直し、今すぐできる5つの改善アクションで巻き返しを図る。
そんなことができるのも、クラウドファンディングならではです。
支援が集まらないときに見直すべきポイントと、実際にできる5つのアクションについて、わかりやすく解説していきます。
プロジェクト開始後、思ったより反応が少ないと感じている、あなたへ
クラウドファンディングに挑戦してみたけれど、
「公開して1週間もたつのに、支援がほとんどない…」
「知り合いにも知らせたのに、反応が薄い…」
こんなふうに感じていませんか?
実は、支援集めに関する悩みはクラウドファンディングあるあるのひとつ。特に、クラウドファンディングの実行者が「一人で全部やっている個人事業主」の場合、準備や告知などに手がまわらずに支援が集まらない状況になりやすいのです。
でも、この記事にであった今なら、まだ間に合います。
支援を集め、巻き返すためにはどうすればよいか、すぐにできる5つの改善策を詳しくお伝えします。
支援が集まらない原因をチェックしてみましょう
クラウドファンディングで支援が集まらない。それには、ちゃんと理由や原因があります。
以下の項目を、ひとつずつチェックしてみてください。
- プロジェクトページの説明は、はじめて見る人にも伝わる内容になっていますか?
- 「誰に向けての挑戦なのか」がはっきりしていますか?
- 一番初めに応援してくれそうな友人・知人に個別に伝えましたか?
- SNS やメールでのお知らせは届いていますか?
- 支援した人が「お得」や「ワクワク」を感じられるリターンになっていますか?
どれかひとつでも「当てはまるかも…」と思ったら、その部分が支援をあつめるためにやるべきこと。改善のチャンスなのです。
【超重要】 支援を集めるために、今すぐできる5つの巻き返しアクション
クラウドファンディングで支援募集を始めたけれど、全然思うように集まらない!
そんなピンチな時こそ、プロジェクトへの共感を集める時です。支援が集まらないときにやるべき5つのアクションについて、徹底的に解説します。
アクション ① 身近な人に「応援してほしい理由」を伝えましょう
支援を集めるために一番やるべきこと、それは、身近な友人知人にクラウドファンディングに挑戦していること、何故応援してほしいかを伝えることです。
クラウドファンディングを支援してくれるのは、ほぼ実行者の友人知人です。
「支援してほしい」と言うだけでは、相手の心は動きません。
「なぜクラウドファンディングに挑戦をしているのか」を、短くていいので伝えてみましょう。
それには、あなたがこれまでやってきたことや得意なこと × プロジェクトの目的 × 幸せにしたい人の掛け算が重要です。
たとえば、食品アレルギーがある人や食べることが好きな人が、農産物をつかった加工食品を作るプロジェクトをするなら、
「子どもの頃に行ってた親戚の畑や蔵を引き継ぐことになって、いろいろ考えたり調べて、地元の農産物を使って、お酒にもおやつにもなるグルテンフリーのスナック菓子を作りたくて挑戦しています。」
といったように、あなたの思いをのせた言葉は、相手の心に届くでしょう。
この人に伝えたら、知り合いが多いから周りにも紹介してくれそう。
そんな人が身近にいれば、ぜひ、ランチやお茶をしながら、ありのままを相談してみると良いです。
身近な人に応援してもらえないプロジェクトは、誰からも共感されません。
聞くは一回の恥、聞かずは一生の恥、とも言います。どこが良くないのか、どうすれば応援してくれるのか。信頼できる友人からのリアルな意見を聞きましょう。
アクション ② 「感情が伝わる投稿」をしてみましょう
クラウドファンディングに支援を集める上で二番目に重要なのは、感情が伝わる告知です。SNS の投稿などで、実行者の想いや熱意への共感が起きなければ、どんなに毎日繰り返し発信しても「あークラファンね」とスルーされてしまいます。
クラウドファンディングで支援されるには、「感情」が大きく関係します。SNS での告知では、「実行者の感情が伝わる投稿」も重要です。毎回商品説明や数字だけの投稿になっていませんか?
人は“物”よりも“気持ち”に反応するものです。
支援につながりやすい「感情をメインにした投稿」としては以下のような内容があります。
- はじめて支援してもらった人への感謝
- クラウドファンディングを始めたきっかけ
- 支援者からもらった言葉やメッセージ
こうしたことを、自分の言葉でシンプルに投稿するだけで、実行者の心の動きがフォロワーや見てくれた人に伝わります。感情の動きが伝わることで、相手が自然と「この人のこと応援したいな」と興味を持ちやすくなります。
アクション ③ プロジェクトページを見直してみましょう
クラウドファンディングでプロジェクトの情報を伝えるのは、プロジェクトページと実行者の SNS 投稿です。あなたのプロジェクトページは、「これは支援しなくちゃ!」と思えるページになっていますか?
特に、実行者とあまり接点のない人がプロジェクトのページを開いたとき、
「これ、どんな内容だろう?」
とすぐにわかるかどうかが大切です。
- スマホでも文字が読みやすいか
- 一番最初の画像(トップ画像)が“何をするためのプロジェクト”だと伝わるか
- 写真やイラストが「応援したくなる雰囲気」になっているか
難しい編集ソフトは必要ありません。
スマホで撮った写真や、Canva などの無料ツールでも十分魅力的にできます。ちなみに、この記事で使っている画像はすべて、Canva で作成しています。
プロジェクトページは、あなたのプロジェクトをみんなに伝えるための大切なプレゼン資料であり、パンフレットです。
友人知人にみてもらって、ダメだしを受けることも支援を集めるためには最短コースなので、恥ずかしいかもしれませんが、苦戦していることを相談しながらプロジェクトページを採点してもらうこともお願いしましょう!
アクション ④ リターンを「支援しやすい金額」に見直しましょう
クラウドファンディングで支援するかしないかを決めるのが、リターンの内容と金額のバランスです。リターンの内容と金額を見直すことも、プロジェクトの支援巻き返し策には効果があります。
支援してもらいやすい金額は、3,000円~5,000円くらい。「これくらいなら応援できる」と思える金額を前に出すと効果的です。特に、食品リターンでは5,000円がベストプライスです。
また、「何が届くのか」がはっきり分かるリターンが喜ばれます。写真を変える、商品説明を見やすく書き直すことも大切です。
農業関連のクラウドファンディングならば、以下のような価格帯を充実させてたり、追加リターンを用意することも行いましょう。
- 1,500円:写真付きお礼のメール
- 3,000円:農作物1点+お礼のメッセージ、収穫祭の参加チケット1人分
- 5,000円:農作物2点セット+限定の栽培レポートPDF、3か月間のお野菜定期便、収穫祭参加ペアチケット、
同じようなプロジェクトを検索して、人気リターンを真似できるか工夫することも支援につながる可能性があります。
ちなみに、スバキリ商店でプロデュースしたプロジェクトで、意外とたくさん支援されているリターンが「ただただ応援」というお礼のメッセージのみのリターンです。原価がかからず、500円から用意できるので、追加しておくと、「ほんのお気持ち」的な支援につながるかもしれません。
アクション ⑤ 限定キャンペーンをやってみましょう
クラウドファンディングの支援を集めるアクションとして、期間限定でキャンペーンをやってみることもお勧めです。
例えば、キリの良い数字を挙げて、SNS 上で呼びかけましょう。
「今日あと5人支援者が増えたら、支援者全員にちょっとしたおまけをつけます!」
「土日で支援してくれた人全員に、料理レシピの PDF(リターン以外のサービス) をプレゼント!」
こうした、「今すぐ応援する理由」をつくることで、支援しようかなという気持ちが起きやすくなります。
数字の目標をつけると、達成感を共有できて、仲間も増えていきます。
周りを巻き込む工夫が、クラウドファンディング成功のカギ
クラウドファンディングでたくさんの支援者を集めるには、協力者を増やし周りを巻き込む工夫が必要です。
「自分ひとりでやらなきゃ…」と思いがちですが、応援者を巻き込むことで、支援の広がりがぐんと変わります。
- 応援してくれた人に「紹介してくれると嬉しい」と伝える
- 自分の挑戦を「一緒に届けたい」という形で伝える
- 身近な人に、SNS でのシェアやコメントをお願いする
一方的な「お願い」ではなく、「同じ目的に向かって、共に挑戦している仲間」として接すると、多くの人が動いてくれるようになります。
まとめ:クラウドファンディングは、公開直後の反応と臨機応変さが勝負を分ける
クラウドファンディングは、公開3日までの反応が結果に直結します。
そのため、公開直後の反応から、再度直接案内できる人に連絡を取ったり、プロジェクトページの修正をするなどの臨機応変さが、プロジェクトの達成率を左右します。
支援が集まらないとき、落ち込む気持ちはとてもよく分かります。
でも、それは「ダメなプロジェクト」なのではなく、あなたの目的や熱意がちゃんと伝わっていない可能性が高いのです。
支援に繋がる4つの共感ポイントが、プロジェクトページをパッと見ただけで伝わるように仕上がってますか?SNS 投稿でも、4つの共感ポイントを1つづつ取り上げて、「なんか気になるかも!」とインパクトある画像をつけてますか?
今日から支援を集める5つの巻き返しアクションをひとつずつ始めていけば支援の波が少しずつ広がっていきます。
「まだ間に合う」ではなく、「今が挽回するチャンス」。
そんな気持ちで、プロジェクトにしっかりと向き合い、あなたの想いを伝えていきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
クラウドファンディングはひとりで悩まず、スバキリ商店へ
クラウドファンディングに挑戦するなら、自分1人で何とかしようとせずにスバキリ商店へぜひご相談ください。
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