クラウドファンディングの「All or Nothing(オールオアナッシング)」と「All in(オールイン」の2つのタイプしっかり説明できますか?
クラウドファンディングのプロデューサースバキリです!
僕が代表を務めるスバキリ商店株式会社では1日1件以上のクラウドファンディングをプロデュースしています。
クラウドファンディングには「All or Nothing」と「All in」の2つのタイプがあります。
この2つの違いやどちらが有利かを知っていますか?
今回の内容はクラウドファンディングを始める前に知っておかないといけないポイントになるので、読んでしっかり理解してくださいね。
「All or nothing」と「All in」の違い
All or NothingとAll inの違いについて解説します。
All or Nothing について
まず、All or Nothingは「目標金額を達成しなかったら、全額返金します」というタイプになります。
All or Nothingタイプのクラウドファンディングが有効的なのは、自己資金が無くて金融機関からの借入もできない(したくない)が、レストランのオープン資金として300万円が必要というパターンです。
この場合、プロジェクトのリターンとしてレストランのランチ券、ドリンクチケットやディナーチケットを出していても、目標金額に到達しないとお店をオープンすることができないので、リターンの対応ができなくなってしまいます。
そんな時でも、All or Nothingだと支援金は全額返金されます。
目標達成できなかった際のリスクヘッジができるのがAll or Nothingになります。
ちなみに、READYFOR(レディフォー)はAll or Nothingしかできないクラウドファンディングサイトになります。
詳しくは別途クラウドファンディング主要3サイトを比較したnoteがありますのでご参照ください。
All in について
一方、All inは目標金額を達成しなくても、集まった支援金は受け取り、残額は自己資金にてプロジェクトを実施するタイプになります。
僕は自分の本をクラウドファンディングにて出版したことがあるのですが、その際のプロジェクトはAll inで行いました。
実は、お金が集まらなくても出版を行おうと考えていて、クラウドファンディングは本の宣伝のために活用しました。
目標達成しなくてもプロジェクトを実施できるのがAll inの特徴で、元々自己資金でやろうと思ったことでも、仲間を集めたり宣伝をしたり上手く利用することも可能です。
有利なのはどちらなの?
プロジェクトに合わせてAll or NothingとAll inを選ぶことができますが、僕が有利だと考えるのは「All in」です。
-
All or Nothing:お金が集まったらやるけど、集まらなかったら全額返金
-
All in:絶対にやるので支援してください
この2つのタイプ、冒頭の例に出したレストランオープンのプロジェクトで考えてみましょう。
-
All or Nothing:お金が集まったらオープンしますが、集まらなかったら返金してオープンしません
-
All in:絶対にお店をオープンされるので支援してください
という内容になるのですが、「プロジェクトオーナーの本気度を見せることができる」ためAll inをおすすめしています!
その上、実際All inの方がお金が集まりやすいんです!
購入者の気持ちになってみると、気になって支援しても目標達成しないとリターンがもらえない企画より、絶対にリターンがもらえる企画の方が支援しやすいと思います。
このようなポイントも考慮するとAll inが有利だということがわかります。
まとめ
クラウドファンディングの2つのタイプ「All or Nothing」と「All in」に関する解説と有利なタイプについて紹介しました。
実際にクラウドファンディングを実施する場合、どれだけのお金が必要なのか。そして、もしプロジェクトが失敗した場合、どのようにそのお金を集めるのか。というところまでしっかり考えて、どちらのタイプでクラウドファンディングを行うかを考えていただければと思います。
ちなみに、僕たちスバキリ商店は成果報酬にてクラウドファンディングプロデュースを行っているので、All inタイプにてプロジェクトを行っています。
その分、支援を集めるための支援はしっかり行っております!