【事例付き】クラウドファンディングでどのくらい集まる?成功する資金調達のポイント

ノウハウ

クラウドファンディングって、一体いくら集まるの?最高でいくらぐらい集まったことがあるわけ?

クラウドファンディングに興味がある人なら、誰もが一度は気になったことがあるはずです。

クラウドファンディングでどのくらいのお金が集まるのか、その実態と成功のポイントについて詳しく解説します。

日本のクラウドファンディング最高資金調達額はいくら?

日本で一番支援が集まったプロジェクトとは?一体、どんなプロジェクトだったのでしょうか。みんなが気になる国内最高支援額を集めたプロジェクトを、公的施設と個人の2つ紹介します。

国内最高調達額は、国立科学博物館のクラウドファンディング

  • 調達額:916,025,000円(国内最高額)

クラウドファンディング国内最高額を記録したのは、2023年に実行された国立科学博物館のプロジェクト「地球の宝を守れ」です。

地球の宝を守れ|国立科学博物館500万点のコレクションを次世代へ - クラウドファンディング READYFOR
国立科学博物館が持つ500万点のコレクションを次世代に引き継いでいくため、そしてさらにコレクションを充実させていくためのプロジェクトです。-クラウドファンディングREADYFOR

個人プロジェクトの最高調達額は約1.2億円

2024年末までに実施された個人によるプロジェクトでは、約1.2億円という支援調達額の記録があります。

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実行者は、小田桐あさぎさん。こちらも2023年に実行されています。

一般的なプロジェクトの平均調達額は、いくら?

一般的なプロジェクトの平均調達額は、利用するプラットフォームやプロジェクトのジャンル、種類によって大きな差があります。

例えば、CAMPFIRE の場合、累計支援額約770億円、累計プロジェクト掲載数約81,000件から計算すると、1プロジェクトあたりの平均支援調達額は約95万円。
一方、GREEN FUNDING の場合、2024年の平均支援調達額が約514万円。

この金額差には、プラットフォーム自体の特性や実行者のタイプが大きく関係しています。

CAMPFIRE は、ジャンルを問わず個人でも少額からプロジェクトが実行できるプラットフォームです。逆にGREEN FUNDING は、企業メインで新製品のPRとテストマーケティングを重視したプラットフォームですので、数百万円台の結果が出て当たり前というプロジェクトが多い。プラットフォームそれぞれの特性や実行者のタイプ、プロジェクトの規模が違うのです。

このように、プラットフォームやプロジェクトの性質によって平均支援調達額は大きく変動します。

また、プロジェクトのジャンルによっても支援調達額の差が大きいです。
例えばアニメ・漫画に関するプロジェクトやテクノロジー・ガジェットの分野では、支援調達金額が200万円を超えることも珍しくはありません。

過去最高支援調達額を集めた成功事例の分析

なぜ、クラウドファンディングで過去最高支援額を集めることができたか?

クラウドファンディングに挑戦する上で、最も大切なことは、成功事例を研究することです。

ここでは、国立科学博物館の事例と、個人プロジェクト最高支援調達額となった小田桐あさぎさんのプロジェクトを分析していきましょう。

国立科学博物館のプロジェクトが成功した5つの理由

2023年に実行された国立科学博物館のクラウドファンディング「地球の宝を守れ」プロジェクトは、500万点以上のコレクションを次世代に引き継ぐことを目的としていました。

成功要因として、次の5つが挙げられます。

  • 信頼性のある実行者のプロジェクト
  • 明確な目標とストーリーへの強い共感が起きた
  • 50種類以上の支援者が喜ぶ魅力的なリターン
  • SNS を活用した効果的な告知活動
  • プラットフォーム側による全面的なサポート

それぞれについて、詳しく解説します。

1. 信頼性のある実行者のプロジェクトである

クラウドファンディングの成功法則として、「誰がプロジェクトをしているか」という実行者への信頼性があります。

国立科学博物館は、国が運営している日本を代表する教育文化施設です。公共施設である信頼性と教育研究の場として長年活用されてきたという社会的意義が支援者から高く評価されたと考えられます。

2. 明確な目標とストーリーへの強い共感が起きた

「標本・資料の収集・保管」という具体的かつ重要な目的が、多くの人々に共感を呼びました。プロジェクト名でもある「地球の宝を守る」というシンプルで力強いメッセージが、支援者に対してプロジェクトの意義を直感的に伝え、「何とかしなくては!」という行動へと繋がったと推測できます。

また、コロナ禍や燃料費高騰による社会的背景と国からの予算削減という財政難をどう乗り越えるか、という困難に立ち向かうストーリーも、多くの人々に危機感と共感を与えた要因だと言えます。

3. 50種類以上の支援者が喜ぶ魅力的なリターンが設計された

支援されるクラウドファンディングには、必ず魅力的なリターンが用意されています。

国立博物館のプロジェクトでは、200以上の候補の中から選ばれた53種類のリターン(返礼品)が用意されました。その多くは、コレクションの魅力や重要性を伝える特別限定品でした。寄付控除付きのリターンも追加で対応されています。
その結果、支援者がプロジェクトへの参加意義を感じられ、精神的な満足感が大きいリターン設計となっています。

一番人気となったリターンは、15,000円の「かはくオリジナル図鑑」。なんと4万人近くの支援者がこのリターンを選んでいます。

5万円以上の高額リターンでは、バックヤードツアーなど熱心な支援者を惹きつける要素を取り入れ、100万円の館内広告掲載など企業に向けたスポンサー権も用意されています。

個人から企業まで幅広い層からの支援が段階的に集まる工夫がされたリターン設計が成功した事例だといえます。

4. SNS を活用した効果的な告知活動を行った

クラウドファンディングの成功には、プロジェクトを多くの人に知ってもらうための効果的な告知活動が欠かせません。

国立科学博物館のプロジェクトでは、X(旧Twitter)で実施された「コレクションクイズ」や研究者による動画配信など、多様なメディアを活用した広報活動が行われました。
館長や研究者が直接語る動画コンテンツは、国立教育機関であるというブランドを証明し、プロジェクトへの信頼感を高める効果も大きかったと考えられます。

また、「資金集め」だけでなく「仲間集め」を重視した告知活動も支援を集めた要因でしょう。

SNS での発信により、メディア露出へとつながっていったという点も大きいでしょう。
NHK や新聞各社が取り上げたことで認知度が急上昇したことに加え、著名人によるプロジェクトに関する発信も影響し、多くの層に伝わった告知活動の典型的な成功例といえます。


クラウドファンディングでの SNS 活用については、こちらの記事をご覧ください。
https://subakiri.net/knowhow/crowdfunding-snsmarketing/

5. プロによる全面的なサポートを受けた

クラウドファンディングの成功には、キュレーターと呼ばれるプラットフォーム側の専属サポートが付くことも重要な点です。キュレーターは、多くのプロジェクト経験があり、プロジェクト実行者の目的をどう、プロジェクトに反映し、支援につなげられるかをアドバイスできる、クラウドファンディングのプロなのです。

国立科学博物館のクラウドファンディングでは、READYFOR というプラットフォームで実行されています。経験豊富なプロであるキュレーターからのサポートや、プラットフォーム側からの積極的な広報活動が、プロジェクト成功に大きく影響したといえます。

最高支援者数を集めた3つの理由

国立科学博物館のクラウドファンディングは、過去最高支援調達額だけでなく、最高支援者数を集めています。その理由は3つあります。

1. 幅広い層からの共感

5万人を超える支援者の内訳は、過去に来館した家族連れや教育関係者などだとされます。新聞やニュースに取り上げられたことで、幅広い年代層から支持されました。
また、多くの支援者を集めた背景には「未来の子どもたちへの貢献」というメッセージも響いたと考えられます。

2. 継続的なコミュニケーションの実施

クラウドファンディングでは、プロジェクトへの興味関心や信用を集めることが欠かせません。活動報告や SNS での情報共有は、実行者からの重要なコミュニケーションです。

国立科学博物館のクラウドファンディング期間中、定期的な進捗報告や追加情報提供が行われ、支援者とのつながりを深めたことやプロジェクトへの信用が応援したいと思う人を増やしたことも、大きな要因のひとつでしょう。

3. 理想的な支援募集期間

クラウドファンディングの支援募集期間は、短すぎても長すぎても支援が集まりません。

国立科学博物館のプロジェクトでは、支援募集期間を90日で実行しています。1ヶ月半という十分な募集期間は、メディアに取り上げられるなどの広報的な効果も出やすく、多くの人々にプロジェクトへの支援する機会を提供したと言えるでしょう。


国立科学博物館の事例は、クラウドファンディングが単なる資金調達手段ではなく、社会とのつながりや共感づくりにも大きな役割を果たすことを示しています。

個人プロジェクトで1億円以上調達した5つの理由

小田桐あさぎさんの「女子とお金のリアル」出版プロジェクトは、個人プロジェクトとして最高額となる125,628,422円を集めました。募集開始数時間で、最初の目標額3000万円を達成したという点も含め、ありえないくらい成功した事例です。

CAMPFIRE 創立者の家入一真さんとのインタビューでは、当時の心境や達成したことに対しての感想などをご本人が答えていらっしゃいます。

後押しから生まれたファーストペンギン、小田桐あさぎの“応援される”挑戦とは。
“今回のプロジェクトで落とし前をつけにいこうと思っていた”ーーそう語ってくださった女性起業家、小田桐あさぎさん。たくさんの感謝と応援を集め、コミュニティ全体で勝ち取ったCAMPFIREアワード2023「総合賞」2位受賞の背景に迫る。

成功要因としては、次の5つがあげられます。

  • 「お金に悩む女性」という明確なターゲット設定
  • 著者自身の経験を基にした共感を呼ぶストーリー
  • 書籍を読むことで起きる未来を具体的な実例で証明
  • 大規模な広告掲載への協力という支援者参加型
  • 他のプロジェクトと違うアプローチ

詳しく分析してみましょう。

1.「お金に悩む女性」という明確なターゲット設定

書籍を誰に読んで欲しいかというターゲットを「お金に悩む女性」と明確に設定したこと。これは、このプロジェクトが注目された一番の要素と言えます。
「お金に悩む女性」というシンプルですが、自分のことだと思う人がたくさんいるキーワードです。また、「お金に関する悩み」は一刻も早く解決したい悩みや問題としても重要度が高いものです。
お金に悩む10万人の女性に届けたい、という出版した目的もシンプルで強いメッセージであるため、さまざまな世代の女性から興味関心を集めたことが1億円という支援調達を達成した結果と考えられます。

2.著者自身が経験した苦労からの成功体験ストーリー

著者自身の過去の苦労や成功体験を赤裸々に語り、共感と信頼を得ています。ビフォアフターがわかる成功体験は、読み手に「自分にもできるかもしれない」という期待と希望を感じさせます。
失敗からどうやって成功へと変化したのか。実行者が経験したリアルなサクセスストーリーが多くのターゲット層に刺さったと考えられます。

3.書籍を読むことで起きる未来を具体的な実例で証明

書籍プロジェクトでは、本を読んだらどう変化するのかという未来予想像を伝えることは、とても重要です。「読んだらこう変われる」という期待が支援につながるからです。
自分が体験してきたことや講座生たちの成功事例を紹介し、書籍の内容が実際に効果があることを証明しています。
本を必要としている人へ届けるには、書籍に書かれている内容への信用を高め、未来への期待値を上げたことが支援につながったと言えるでしょう。

4.大規模な広告掲載への協力という支援者参加型

書籍の認知度を高めたいという実行者の想いに支援することで協力できるという支援者参加型要素が、書籍出版の目的内容に共感した人を行動へと促したと考えられます。
集まった資金で渋谷駅などの人通りの多い場所に広告を掲載するという計画に自分も参加できる、というみんなで協力するプロジェクトは精神的にも達成感が高いです。

5.他のプロジェクトと違うアプローチ

このプロジェクトでは、他の書籍出版プロジェクトとは違い、最初から「10万人の女性に本を知ってもらうために広告を出したい」という書籍の広告宣伝目的を全面に出しています。

本を出して終わりではなく、その先を目指す。通常の出版プロジェクトとは違うその姿勢が、マスコミにも取り上げられたのではないでしょうか。

最高支援額を調達した事例に共通する4つの成功ポイント

国立科学博物館と小田桐さんのプロジェクト、2つに共通した成功ポイントが4つあります。

クラウドファンディングに成功する上で、必ず押さえておくべきポイントですので、詳しく解説します。

  • 明確な目標設定と強いメッセージ
  • 話題性による広告宣伝効果
  • 支援してほしい人に向けた喜ばれるリターン設計
  • 支援者との継続的なコミュニケーションを取る姿勢

詳しくみていきましょう。

1. 明確な目標設定と未来への強いメッセージ

2つのプロジェクトに共通していることは、明確な目標設定と未来をイメージさせる強いメッセージです。

国立科学博物館:「地球の宝を守れ」
小田桐あさぎさん:「日本社会のお金の呪いを解く!」

どちらも、強い問題提起が伝わるメッセージです。

支援者にわかりやすく共感しやすい具体的な目標を設定し、メッセージ性のあるシンプルな言葉を使って、プロジェクトの意義を分かりやすく伝えることが重要です。

2. 話題性による広告宣伝効果

2つのプロジェクトに共通するのは、話題性が高まったことでメディアに取り上げられたという点も大きいです。

全国規模で話題性になるには、国立施設や過去2回の出版といった元々の知名度やかなり特出したプロジェクト内容などの話題となる要素も必要ですが、地域や友人知人など関係者の中で話題になることは、告知をしっかり行うことでも可能です。

そのためには、日頃から活動への信用を高めることも大切と言えるでしょう。

3.支援してほしい人へ向けた喜ばれるリターン設計

クラウドファンディングで支援を集めるには、「支援したい!」と思わせる魅力的なリターン設計が欠かせません。最高調達額を記録した2つのプロジェクトに共通するのは、「支援してほしい人が喜ぶリターン」を用意した点にあります。

国立博物館の場合、国立科学博物館の展示内容に興味関心が高い人が喜ぶ図鑑や館内ツアー。小田桐あさぎさんの場合は、新刊書籍、出版記念講演会、年間講座など、小田桐さんのファンだけでなくお金に関する情報を知りたい人に向けたリターンが用意されています。
特に、小田桐さんの場合、年間講座は9回追加で計90人、書籍は3回追加で計398人の支援がされている点からも、プロジェクトを支援してほしい人へ向けたリターン設計が確実に届いていたことが数字からも推測できます。

プロジェクトを支援してくれる人に、見返りとして喜んでもらえるものは何か?喜んでもらうには、どう伝えるか?

支援する動機付けとなる要素をリターン設計に反映することも、共感と支援を集めるためには必要だと言えるでしょう。


リターン設計の基本については、以下の記事で詳しく解説しています。そちらもぜひご参考ください。

成功するクラウドファンディングのリターン設計解説|支援額100万超事例とQ&A付
クラウドファンディングで成功するには、見返りとなる魅力的なリターンが必要不可欠。 どんなリターンが支援されるのか? 本当に支援されるリターン設計に必要な4大原則と6つのポイントを詳しく解説。 100万円以上支援されたスバキリ商店プロデュースのクラウドファンディングプロジェクト5件の成功リターン内容や実例付のQ&Aもお見逃しなく!

4. 支援者との継続的なコミュニケーションを取る姿勢

クラウドファンディングで見落とされがちなのは、支援者や支援してほしい人へ向けた継続的なコミュニケーションを積極的に取り続ける姿勢です。
2つのプロジェクトでは、SNS  上でプロジェクトの進捗状況を定期的に報告するだけでなく、プロジェクトへ興味関心を持ってもらえるような発信が、実行期間中、コツコツと続けられています。

支援者や支援してほしい人へ向けたコミュニケーションは、実行者への信頼を高めるためにとても重要です。

コミュニケーションの取り方は、SNS だけでなく、直接会ったり電話で話す、手紙を書くなど、アナログとデジタル両方をつかいましょう。支援者との信頼関係を構築することが大切です。

コミュニケーションを取り続ける姿勢を見せた上で、SNS やメディアを活用し、プロジェクトの認知度を高めることが成功の鍵となります。

支援調達額をより多く集めるための注意点

クラウドファンディングでたくさんの支援を集め、出来るだけ多くの支援調達額を目指すための注意点について、まとめてみました。

現実的な目標設定の重要性

プロジェクト実現に必要な予算を具体的に公開し、現実的な目標金額を設定することが大切です。最初から大きな目標ではなく、達成可能な目標を設定しクリアしていくことで、プロジェクトの信頼性を高めることができます。

コミュニケーション力をしっかり使う

クラウドファンディングは、コミュニケーション力が必須です。

どれだけ素晴らしい目的があっても、相手に伝わらなくては支援を集めることはできません。また、SNS 上でのフォロワー数が多いからと言って、成功するとも限りません。

地道に発信したり、友人知人を巻き込んでいくこと。協力してくれる人を増やすには、コミュニケーション力を最大限に使い、プロジェクトを知ってもらうこと以外に近道はありません。

透明性の高いプロジェクト運営

クラウドファンディングのプロジェクトは、常に透明性が高い状態で運営することを心がけましょう。小さなことでも情報を公開し、プロジェクトの進行状況やスケジュールなどを支援者や公に報告していくことが、結果としてプロジェクトの信用を高めます。

また、資金調達後のプロジェクト実行にも充分な情報公開が必要です。お金が集まったら終わりではなく、お金が集まってからがプロジェクト本番です。集まった資金をいつ、どう使ったか。使い道だけでなく、使った結果どうなったか。ここまでを支援者へ報告して、透明性が高い状態でプロジェクトを完了できれば、完璧です。


クラウドファンディングの注意点として、2013年にクラウドファンディングを先駆けて実行していた、プロジェクト実行者として大先輩である西野亮廣さんの「負けないクラウドファンディング」という視点で書かれた記事もおすすめです。

負けないクラウドファンディングの作り方【キンコン西野】|西野亮廣エンタメ研究所
このnoteは2024年4月13日のvoicyの音源、『CHIMNEYTOWN公式BLOG』の内容をもとに作成したものです。  クラウドファンディングが皆の選択肢になってきた 最近は「日本にクラウドファンディングを広めた人」として紹介されることがチョコチョコ増えてきまして(もちろん僕一人で広めたわけではないので、それは...

ちなみに、国内クラウドファンディングでの個人プロジェクト最高支援者数は、西野さんが実行したプロジェクトの13,319人です。小田切さんのプロジェクトの約4倍の支援者を集めています。

映画『えんとつ町のプペル』を全国の子供達にプレゼントしたい by キンコン西野 | FANY crowdfunding(ファニー クラウドファンディング)
映画『えんとつ町のプペル』(前売り券)を子供達にプレゼントしたい人と、映画『えんとつ町のプペル』をプレゼントを受け取ってくれる「子供コミュニティー」をマッチング。

まとめ クラウドファンディングでの最高支援調達額プロジェクトには成功法則が全部当てはまる

国内最高支援額を集めた国立科学博物館のプロジェクトは、クラウドファンディングの成功法則が全部当てはまった結果だと言えます。

明確な目的、支援してほしい層へ向けたメッセージ性の高いタイトル、支援者に喜ばれるリターン設計、コミュニケーション力。これらによってさらに高められた、実行者とプロジェクトへの信頼と共感。

クラウドファンディングの成功法則は、当たり前のことをどこまで当たり前に出来るかということなのです。その結果、想定以上の支援による大きな資金調達が可能になる場合も起きるわけです。

しかし、クラウドファンディングはあくまでも手段であり、現実にはプロジェクトを実現することで手に入る価値を支援者や周囲にきちんと見せていくことや、調達した資金を活用しプロジェクトを達成していく行動力が最も重要です。

成功事例から学べる部分をしっかりと活かして、自分の目的を達成できるプロジェクト運営に役立てていきましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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