ゲーム開発者や関連プロジェクトを立ち上げる方にとって、クラウドファンディングは単なる資金調達の手段ではなく、「ファンと一緒にプロジェクトを育てる」強力なツールです。
特に、モンハンのような人気タイトルのファン層をターゲットに新作ゲームの開発費を調達する場合、ファン心理を理解したプロジェクト運営が重要になります。
本記事では、ゲームファン向けのクラウドファンディングを成功させるための戦略をモンハンとメイプルを参考例に詳しく解説します。
なぜゲームファン向けクラウドファンディングが有効なのか?
ゲーム業界では、クラウドファンディングを活用する事例が増えています。成功する理由として、3つのポイントが挙げられます。
① ゲームファンは「応援したい」気持ちが強い
コアなファンは、自分の好きなものを「応援したい」という気持ちが強いです。「推し活」という言葉が良い例です。
ゲーム好きやゲーマーの中には、ゲームの発展に貢献したいと考える層も一定数存在します。開発などの技術的な部分じゃなくても、自分の好きなゲームに貢献できるのが、クラウドファンディングです。
クラウドファンディングを支援することで、「自分もこのプロジェクトに関わった!」という精神的満足感も得られる点が、ゲーム関連のプロジェクトが巨額の支援額を集めている要因だと考えられます。
② 先行特典・限定リターンが支援する強い動機になる
ゲームに限らず、クラウドファンディングでは、支援することで得られる先行利益や限定特典が大きいという支援への行動喚起要素があります。
試作段階から体験できる先行者特典や開発会議を覗き見できるなどの参加体験型リターンは、ゲーム好きにはとても魅力的なリターンとなります。
限定アバター・スキン・武器など、デジタルリターンは製作コストが低い反面、支援者にとっては魅力的なリターンになりやすいので、実行者支援者の両方にとってメリットがあります。
ポスター、アートブック、フィギュアなどリアルなファングッズは、コアなファン層が持つコレクター心を刺激する要素が強いリターンとなります。
クラウドファンディングで得られる見返りの大きさや魅力も、支援を行う強い動機となるのです。
③ 口コミと SNS 拡散の力が大きい
コアなゲーマー同士の口コミや SNS での投稿は、時として瞬間的なトレンドになったり、社会現象を産むきっかけになります。
多くのプレイヤーは、自分の好きなゲームコミュニティに属していることが多いため、共通の話題で深い共感や強い連帯感を持ちやすい傾向があります。
ゲーム関連のクラウドファンディングは、X(Twitter)、Discord、YouTube、Twitchなどの SNS での拡散により、短期間で大きな話題を作ることが他の分野よりも可能なのです。
クラウドファンディングとゲームファンの相性が良い3つの理由
クラウドファンディングは、単なる「資金集め」ではありません。「ゲームを愛する人たちが、一緒にプロジェクトを作り上げる」 という側面が強く、次のようなメリットがあります。
① 応援の実感が得られる
クラウドファンディングは、大きな目的をみんなで応援する仕組みです。
支援者は、単なる購入者ではなく「プロジェクトの一員」として参加できます。支援額によっては、限定グッズや開発者との交流機会などのクラウドファンディング限定の体験が得られることで、より強い実感や満足感があるのです。
② ファンが欲しいものを実現できる
クラウドファンディングは、支援者からのフィードバックを得て、よりファンが欲しい商品やサービスを提供できる機会です。テストマーケティングとして、プロジェクトを実行することで、企業側も「ファンが本当に求めるもの」を形にしやすく、特典やコンテンツにファンの声を反映できます。
③ ゲーム文化を支える新しい仕組みである
クラウドファンディングは、創作活動や表現活動という文化を支える新しい仕組みです。特に、ゲーム関連では、オリジナルグッズの限定制作や開発や制作の裏側を共有するイベント開催など、通常のビジネスモデルでは実現しにくい企画がクラウドファンディングなら可能になります。
ゲームを購入し、プレイするだけでなく、制作面でも支援者として参加できる仕組みは、クラウドファンディングがゲーム文化を盛り上げるため積極的に活用されている大きな理由だと言えます。
人気ゲームファンをターゲットにする戦略
人気ゲームには、それぞれ特徴のあるファンの層があります。ここでは、2025年2月に新製品がリリースされ話題となっている「モンスターハンターワイルド」と「メイプルストーリーR」の2作品を例に、ターゲットに向けたクラウドファンディング戦略について考察します。
モンハンプレイヤーをターゲットにする場合
「モンスターハンター」は、株式会社カプコンが開発、販売しているアクションゲームです。


2004年に初代『モンスターハンター』が登場し、「狩猟アクションゲーム」という新しいジャンルを確立しました。
当時としては斬新だったオンラインマルチプレイによる、仲間と協力できる点が多くのプレイヤーに受け入れられ、国民的ゲームと呼ばれました。
各作品ごとに新しい要素を追加し、常に新鮮な体験を提供してきたことで、世界中で販売され、日本国内だけでなく海外でも多くのファンを獲得しています。
初心者から熟練ゲーマーまで、幅広い人が楽しめるよう設計されており、コミュニケーションツールなどの要素も組み合わさルことで『モンスターハンター』は長年にわたり進化し続け、多くのプレイヤーから支持されています。
モンハンプレイヤーの特徴
モンスターハンターシリーズのプレイヤー層は大きく3つの特徴に分類できます。
ターゲットの特徴と行動傾向
- 10代後半
- 20代~30代前半 → アクティブなゲーマー層。
- 30代後半~40代 → 初期シリーズからのファン。
20代~30代前半のプレイヤーは、オープンワールドや協力プレイに慣れているという特徴が強いです。ゲーム関連グッズ・特典に興味ある傾向があり、限定アイテム・イベントへの関心が高いです。
10代後半のプレイヤーは、SNS のトレンドや動画コンテンツの影響を受けやすく、お小遣いから支援できる価格帯でのリアル配信など参加型の特典が有効でしょう。
30代後半~40代のプレイヤーは、初期からのコアなファンが多く、経済的にもやや余裕がある層。限定アイテムや職場でも使えるような実用的なグッズが響く。コレクター向け限定品やアイテムなどにも
モンハンプレイヤー層に効果的なリターン設計
モンスターハンターのプレイヤー層に向けた新作ゲーム開発で、クラウドファンディングをする場合に効果的だと考えられるリターン設計は以下の4つです。
- ゲーム内で使えるデジタルコンテンツ
(限定武器スキン、特製エンブレム) - リアルグッズ
(モンスターのイラストが入ったアートポスター、コントローラーケース - イベント系特典
(開発者とのオンラインQ&A、特別なオンラインイベント - 高額支援者向けリターン
(オリジナルデザインの武器に名前を刻める特典、限定デザインのゲーム機)
施策の中心となるリターンの設計では、体験型とデジタルリターン、リアルグッズリターンの3つをしっかりと充実させることです。
メイプルファンをターゲットにする場合
メイプルストーリーは、韓国で設立された多国籍ゲーム企業のネクソンが運営するオンラインゲームで、日本では2003年12月3日に正式運営が開始されました。
大きな特徴として、カジュアル向けMMORPGの代表作という点があります。
MMORPGとは、マッシブリー・マルチプレイヤー・オンライン・ロール・プレイング・ゲームと呼ばれる「大規模多人数同時参加型オンラインRPG」のことです。一度に数百人以上のプレイヤーがゲーム世界で自由にプレイができるのが特徴です。
『メイプルストーリー』シリーズが長年にわたって人気を保つ理由は、可愛らしい2Dキャラクターとカラフルな世界観が特徴で、初心者から熟練者まで幅広い層に受け入れられています。
親しみやすいゲームの世界感、多彩なコンテンツ、プレイヤー同士が交流できるコミュニケーション要素、そして定期的なアップデートによる新機能の充実などゲームを楽しめる魅力がたくさんあります。
さらに、無料プレイモデルの先駆者として、手軽さと奥深さを両立した点も評価されており、これらの要素が組み合わさり、20年以上愛されるゲームとなっています。
メイプルプレイヤーの特徴
メイプルストーリーは幅広い世代に支持されており、それぞれに合ったクラウドファンディングの戦略が求められます。
- 10代後半~20代前半:スマホ世代
- 30代前半~40代前半:初期プレイヤー層
- 40代以上:ライトユーザー
10代から20代前半のスマホ世代は、手軽に楽しめるゲームを好む傾向が高く、SNSでの拡散力が強い世代です。
30〜40代は、初期プレイヤー層なので、懐かしさを感じるコンテンツに魅力を感じる傾向があります。40代後半以上は、自分のペースで楽しみたいライトユーザーが多い傾向があります。
メイプルプレイヤー層に効果的なリターン設計
メイプルストーリーのプレイヤー層に向けたゲーム開発プロジェクトでは、次のようなリターン設計が効果的だと考えられます。
- 限定アバターやスキン
(レトロ風ドットキャラ、特別デザインの乗り物) - リアルグッズ
(メイプルワールドのアートポスター、ゲーム内アイコン風ピンバッジ) - 音楽・アート関連
(ゲームBGMリミックスCD、オリジナルアートブック) - オンラインイベント特典
(ゲーム内イベントの特別参加枠、開発者とのオンラインミーティング)
ゲーム関連のクラウドファンディングを成功させる2つのコミュニケーション術
クラウドファンディングでゲーム関連のプロジェクトを成功させるには、ゲームファンとのコミュニケーションが欠かせません。
そのためには、ゲーマーが集まるコミュニティを作りやすい SNS プラットフォームを中心とした情報発信とゲーマーが強い共感するストーリーを伝えることが必要です。詳しく解説していきましょう。
コミュニティづくりになるSNS運用
特に、ゲーマーやゲーム好きが集まる SNS をつかい、クラウドファンディングを通じてコミュニティを作れる情報発信が大切です。
Discord や Twich をベースに、SNS を活用したコミュニティを運用しましょう。
Discord とは
Discord は、双方向性が高くクローズドな性質を持つ SNS サービスです。招待制なので、特定の話題で交流するコミュニティには最適です。
テキストチャットや音声通話、ビデオ通話、画面共有などの機能を備えており、ゲームやビジネス、教育など幅広い用途で利用されています。
Twich とは
Twitch(ツイッチ)は、ライブストリーミング配信プラットフォームです。2011年にゲーム配信に特化して立ち上げられ、2014年にAmazonが買収しました。
海外ではTwitchがライブ配信サイトとして圧倒的ナンバーワンです。ゲーム実況やeスポーツのライブ配信が人気で、若い世代に特に支持されています。
この2つのプラットフォームをメインの SNS として、Twitter(X)、YouTube、TikTokで積極的に拡散することで、多くのゲーマーにリーチできます。
特にインフルエンサーとのコラボや実況者による紹介が、プロジェクトの拡散には効果的です。
共感を生むストーリーを語る
クラウドファンディングの成功には、支援者からの強い共感が欠かせません。特に、「なぜこのプロジェクトが必要なのか?」を明確に実行者だけのストーリーとして伝えましょう。
プレイヤーとしての思い出やゲーム愛を活かした実行者独自のバックグラウンドを物語として紹介することで、感情的な要素からの支援意欲が高まります。
ゲームをプレイしている当事者にしかわからないゲームの面白さやゲームを開発していく上での悩みや苦しみなども、「困難に立ち向かう成長物語」というRPG的なヒーローズジャーニーの要素が強いと言えます。
プロジェクトを挑戦するきっかけや叶えたい理想のゲームへの情熱など、できるだけありのままに伝えていくことも、共感を得るきっかけとして大切です。
支援を盛り上げる3つのアクション
プロジェクトを実行していく上で、周りを巻き込んで盛り上げていくための3つのアクションがあります。
その3つとは、ストレッチゴールの提示、インフルエンサーとの提携、特別感や限定感を打ち出すことです。
① ストレッチゴールを最初から提示する
特に、ゲーム関連のクラウドファンディングでは、「目標金額を超えたら、追加特典を開放する」というステージクリア的な視点でストレッチゴールを最初から提示することが有効です。
支援者が一丸となって、ステージ攻略していく。そんなイベント要素がストレッチゴールを最初から提示して、ロードマップ化できるのは、ゲーム関連プロジェクトならではの盛り上げ方だと言えます。
例えば、以下のような感じです。
- 500万円達成 → 限定アートブック追加
- 1,000万円達成 → 新規アバターセット制作
- 2000万円達成 → ショート動画DVD追加
クラウドファンディングをゲーム攻略として見立て、目標金額をRPG的に達成することで実装される装備やゲーム内容が進化していく。あらかじめ、最終目標を提示した上で、みんなで協力してステージクリアしていこう。
そういう打ち出し方を共感されやすいのが、ゲーム関連プロジェクト最大のメリットかもしれません。
② インフルエンサーと提携する
ゲームは、他のジャンルよりもインフルエンサーが持つ影響力が強いです。ゲーム実況者や VTuber とコラボし、クラウドファンディングの認知度を向上することができれば、支援に大きくつながります。
配信中にリターンの魅力を伝え、ライブで支援を促すことで、達成率が爆上がりする場合もあります。これも、ゲーム感覚要素が強い要素です。アーカイブがバズれば、注目されますし、トレンド入りする可能性が更に高くなるでしょう。
公開カウントダウンなども、ゲーム要素が強いイベントと言えます。
プロジェクト公開初日は、ライブ配信を公開直前に行って、初日達成率をどこまで上げられるかというチャレンジ企画をやってみるのもおすすめです。
インフルエンサーとコラボで実施できれば、プロジェクトへの強い追い風効果を得られます。取材などのきっかけにもなり、露出する機会が増える。これも、クラウドファンディングならではのメリットです。
③ 特別感や限定感を全面的に打ち出す
クラウドファンディングならではの行動喚起として、「特別感」「限定感」を全面的に押し出すことができます。「数量限定リターン」や「早期支援者特典」を設けることで、「早く支援して手に入れなければ」という動機づけにもなります。
活動報告も、誰もが見れる内容と支援者限定のオフレコとに差をつけることもできます。特別な機会に参加している。支援者だけが味わえる特別感をしっかりと伝える工夫が、プロジェクトへの信用になり、コミュニティの連帯感を強めます。
ゲーム関連プロジェクト成功事例 5選
ゲーム関連プロジェクトで、成功した5つの事例を紹介します。
CAMPFIREで表彰されたPCゲームプロジェクト

2023年10月31日にサービス終了となったPC・スマートフォンゲーム「マジカミ」「アイ・アム・マジカミ」。4年以上ゲームを愛してくれたファンに向けて、形に残るものを提供したい。それがこのプロジェクトの目的でした。
こちらのプロジェクトは、CAMPFIREクラウドファンディングアワード2023で総合賞第1位を獲得し、ストレッチゴール全制覇という偉業を達成しています。
目標金額5500万円から始まり、3回のストレッチゴールをすべてクリア!なんと1億438万円もの支援が集まり、5666人のマジカ民の夢を現実へと叶えるプロジェクトが遂行。20255年2月にオフライン配信が実現しました。
チャンネル登録60万人のYouTuberが制作するゲームプロジェクト

2019年からYouTubeでゲーム実況活動をしている、YouTuber 上級騎士なるにぃ さんが実行者として行ったゲーム開発プロジェクト。こちらも、CAMPFIREクラウドファンディングアワード2023でノミネートされています。
チャンネル登録者数は、現在60万人超え。インフルエンサー本人が挑戦している点もこのプロジェクトの大きな特徴です。なんと、プロジェクト公開直前に土下座した動画を公開するという、気合いの入り方が違う告知活動をされています。目的は、ゲームの歴史に残るゲーム作品を作ること。
目標金額3000万円に対して、3851人から5085万円もの支援が集まり、ゲーム開発は現在続行中です。
Windows用ノベルゲームをPS4&Nintendo Switchへ移植するプロジェクト

こちらは、2018年にクラウドファンディングによって開発が実現されたゲームをさらに、別のプレイ環境へ移植する目的で行われたプロジェクトです。
クラウドファンディングによって生まれ、進化したゲーム。ゲームとクラウドファンディングの相性が良いことを証明するプロジェクト事例だと言えます。
2018年にCAMPFIRE内で行われた「MUSICA!(現在はMUSICUS!)開発プロジェクト」は、2018年の国内クラウドファンディング調達金額で1位を獲得。その後、2019年12月にタイトルを変更し、「MUSICUS!」として正式リリースされ、たった1か月の期間だったにもかかわらず2019年の萌えゲーアワードにて「シナリオ賞」「主題歌賞」のW受賞。
そんな人気ゲームが2022年春に新しいプレイ環境へと移植されることに対するのファンの期待が、結果として残っています。
目標額39,696,960円に対して、40,743,597円の支援が1484人から集まり、プロジェクト実行後の翌年2022年3月に無事、発売されました。それに伴い同年10月にクラウドゲーミングサービス OOpatrs から提供中の「MUSICUS!」はサービス終了となっています。
その後も、2023年には劇中に登場するバンド「Dr.Flower」を3Dモデル化しバンドでワンマンライブ映像を制作し、映画館で上映するプロジェクトがクラウドファンディングで実行されています。

造形作家が手がける共依存アドベンチャーゲームプロジェクト

プロジェクト実行者は造形作家 Yoshi. さん。2024年に実行された、累計販売数120万個を超える超人気カプセルトイ「紡ギ箱」の世界観をゲームで完全再現した共依存アドベンチャーゲーム「IZON.」の開発プロジェクトです。


元々、開発が決定しているゲームをクラウドファンディングによって、より面白く、よりリッチなものにすることを目的に実行。ストレッチゴールをクリアしていくことで、最終的に集まった支援金額に応じて様々な機能を追加実装するという点が、とても参考になる事例です。
最初のステージは1000万円。5000万円までストレッチゴールを提示した結果、サードゴールまでクリアの約3700万円が935人のファンから集まっています。こちらも、リリースに向けて制作が現在進行中です。
2人のクリエーターによるゲーム制作共同プロジェクト

アニメーター はなぶし さんと個人ゲーム開発者 hako 生活 さんによる、2Dドットアクションゲーム『ピギーワン SUPER SPARK』制作プロジェクトです。
2019年に発行されたイラスト集を原作とした、はなぶし さんのオリジナルコンテンツ「ピギーワン」をゲーム化しようと、お二人で始めたという経緯から、2022年にプロジェクトが実行。製品リリースに向けて、スタッフを雇いたいという目的。
このプロジェクトでは、ストレッチゴールなどの設定は無かったにもかかわらず、目標金額800万円に対して、3倍以上の2627万円が3316人から集まっています。当初2023年発売でしたが、2024年12月に試作版ならぬ、試遊版が配布され、現在も制作進行中です。
ゲーム開発には、いろんな手間暇がかかり、予定通りに進まない場合が多いのだと、改めて実感しますね。
今回紹介したプロジェクト実行者の皆さんは、活動報告内で支援者に向けて状況説明をきちんとされています。プロジェクト実行で、最も透明性が必要なのは、リターンの実施に関する情報開示とプロジェクトの最終着地の2点です。
特に、ゲーム開発プロジェクトでは調達する支援総額も巨額ですので、状況説明を行う責任があることも知っておいてください。
まとめ:クラウドファンディングはゲームファンとの新しいつながりをつくる手段
クラウドファンディングは、単なる資金集めではなく、「ゲームファンとの新しいつながりを作る」手段です。
特に、ゲーム開発には、数千万円もの資金が必要な分、多くの人から共感され応援されるプロジェクトである必要があります。
そのためにも、ストレッチゴールを先に提示したり、完成イメージを膨らませられる情報の共有や、支援者が参加できる制作コミュニティづくりなどのコミュニケーション力がクラウドファンディングで求められます。
Discord や Twich などのゲームファンが利用しているプラットフォームを活用して、プロジェクトを縁にした新しいつながりをしっかりと結んでいくと同時に、魅力的な作品に仕上げていく努力が信用になり、支援の連鎖が生まれていく。プロジェクトに挑戦することが、ゲームの一部になり、支援者と一緒に作品を作っていくことへと成長していくのです。
ゲームファンの熱意を味方につけ、誠心誠意をもってあなたのプロジェクトを成功させましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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