「この作品、漫画化したらいいのに!」
「推しが自由に動く姿をアニメで見たい!」
アニメとマンガ、両方を愛する人たちなら、きっと一度は考えたことがあるだろうコミカライズやアニメ化。生成AI の精度がたった1年で爆上がりに進化している現状では、素人でも簡単に AI漫画や AI アニメーション動画が簡単に出来ます。
でも、やはり、プロのアニメーターや制作会社が作った作品を見たい!そう思われる人も多いと思います。
アニメや漫画制作の現場でもクラウドファンディングが普及してきた今、クラウドファンディング活用がアニメーション制作に貢献している実態や成功事例、未来への可能性について徹底的に解説していきます。
アニメという総合芸術をクラウドファンディングで発展させるには
アニメーション作品の制作は、しばしば「総合芸術」と称されます。絵、音楽、声優、映像編集といった多岐にわたる要素が一つの作品に集約されているからです。
当然、その制作過程には莫大な費用が発生します。一般的なテレビアニメ1話の制作費は1,500万円以上とも言われ、劇場版ともなればその額はさらに跳ね上がります。
では、一個人が自分の愛する小説や漫画をアニメ化したいと考えたとき、どのようにこの「資金の壁」を越えるべきか。
その現実的な手段として急速に存在感を増し、成果をあげているのがクラウドファンディングです。
クラウドファンディングとは? 「出資」ではなく「共犯」への誘い
クラウドファンディングは、単なる資金調達手段ではありません。プロジェクトに共感した支援者が、「この作品を観たい」「完成を見届けたい」という強い共感から資金を投じる仕組みです。
支援者は出資者であると同時に、プロジェクト遂行の同志であり、共犯者です。一度、その立場を得られたら、完成を見届けられる当事者として、作品への思い入れは格別なものとなるでしょう。
アニメ関連プロジェクトにおいては、クリエイターとファンの距離が近くなりやすいという状況が起きます。その結果としてクリエイター側が持つ作品の「熱量」がそのまま支援者に伝わり、ネクストゴールが更新される事例も少なくありません。
【事例紹介】クラウドファンディングで実現したアニメ作品やマンガ関連プロジェクト
クラウドファンディングで制作されたアニメーション映画や、マンガ配信サービスなどの事例を4つ紹介します。
映画『この世界の片隅に』(2016年 劇場アニメ)
クラウドファンディングによるアニメーション映画の代表例といえば、この作品。
こうの史代さん原作、片渕須直監督による長年アニメーション映画『この世界の片隅に』

2015年3月9日から5月29日の間に実行された『映画「この世界の片隅に」パイロットフィルム制作プロジェクト』は、当初の目標額を大きく上回る約3,912万円を集め、制作・公開に至りました。
開始から9日目に目標額2,160万円を達成。累計支援者数は3,374人、当時の国内クラウドファンディング映画ジャンルでは、史上最高支援を記録。まさに「支援者と共に創る作品」として大きな話題を呼びました。
クラウドファンディングの反響から、映画館での上映権交渉が動き、企業からの出資が決まるという流れを経て、クラウドファンディング終了後の2025年6月に、正式に制作が決定。

その後、2016年11月から全国で公開。と同時期に世界各地15か国の映画祭での上映が決まり、片瀬監督本人が現地へ向かうための渡航費用調達目的で、再度クラウドファンディングが実行。
https://www.makuake.com/project/konosekai2/
この片瀬監督渡航プロジェクトでは、開始後11時間で目標額1,080万円が達成されるという異例な速度で支援が集まりました。目標額を超えた余剰金で、渡航報告会の地方開催を増やすなど、支援者からの声を反映する姿勢がより、映画の制作委員会への信頼を強める結果となり、最終的に2度目ながらも約3,224万円もの支援が寄せられました。
コマ撮りアニメーション映画『ボトルジョージ』制作プロジェクト(2024年)
こちらは、制作にとてつもなく手間暇をかけるコマ撮りアニメーションでのクラウドファンディング事例です。

コマ撮りアニメーション「ボトルジョージ」は、絵本「えんとつ町のプペル」を描いたキングコング西野亮廣さんと、トンコハウスの堤大介さんがタッグを組んで作った短編のコマ撮りアニメーション映画です。
2019年に行われたトンコハウス映画祭で2人が出会い、共同で作品づくりをすることが決定。2023年にクラウドファンディングが実行されました。
目標金額1,000万円の倍以上となる2,227万円を集め、2024年に短編映画「ボトルジョージ」は完成。5年に及んだ制作費用は、約1億7,000万円だったとか。
「ボトルジョージ」は海外の映画祭に何度も出品されており、2024年12月にアカデミー賞の短編アニメーション作品賞候補として最終選考15作品に選ばれるという評価をされています。
堤大介さんと言えば、何といっても、あのピクサーに在籍していたトップクラスのアニメーター。

独自の世界観が Netflix から評価され、2022年に初の長編アニメーションをオリジナリティ高い「鬼」をモチーフで制作し公開した、世界的にも活躍するクリエイターです。
ちなみに、堤大介さんが所属するトンコハウスも、過去数回クラウドファンディングを実行しています。



「えんとつ町のプペル」の絵本製作からクラウドファンディングを常に活用している西野亮廣さん。
日本で最もクラウドファンディングを繰り返し実行し続けてきた人物の1人であるからこそ、その経験値はクリエイティブ活動での資金調達術として、徹底的にパクるべき要素があります。
今回の作品「ボトルジョージ」は、五反田にある会員制バーを専用劇場として位置付け、「ここでしか見れない作品」というニッチ性をゴリゴリにアピールする戦略をとっています。
また、コマ撮りアニメーションのように、通常のアニメーションよりも技術面でも人員面でも膨大な労力と資金が必要な作品づくりにこそ、クラウドファンディングは大いに役立つのです。
電子書籍配信サイト「マンガ図書館Z」のプロジェクト
漫画関連では、電子書籍配信サイト再開のプロジェクトを紹介します。
2024年10月にサービス提供を中止した「マンガ図書館Z」を再開するためのプロジェクトです。
「マンガ図書館Z」は、元々漫画「ラブひな」「魔法先生ネギま!」を描いた漫画家で参議院議員の赤松健さんが、絶版になった漫画や単行本化されていない漫画を無料で読めるサイトとして2010年にサービスが開始。

広告収入によって運営を続けていたが、2014年に月額課金制を導入。2024年に決済代行会社のコンプライアンスに、作品内で使用されていると思われるセンシティブワードが抵触。その結果、決済サービスが利用できなくなり、サービスが停止。

サービス再開に向けたクラウドファンディングは、2025年2月5日に開始され、わずか24時間で目標額300万円を達成。
その後、順調に支援を集め、3月25日時点で880万円を超え、ネクストゴール900万円達成に王手をかけています。
漫画作品には、誰もが知るような大ヒット作品だけではなく、知る人ぞ知る隠れた名作はたくさんあります。
紙ベースで作成された肉筆原稿なども、デジタル化して未来へ残す手段を考えていかなければ、文化を継承できません。
そういった取り組みにも、クラウドファンディングで理解者を募り、愛好者のコミュニティを形成しながら資金調達が可能になる一例として「マンガ図書館Z」の事例を取り上げました。
「君に届け」ふるさと納税ガバメントクラウドファンディング
寄付型クラウドファンディングの一例として、漫画を寄贈するというプロジェクトもあります。

このプロジェクトでは、漫画「君に届け」の作者 椎名軽穂さんの出身地である北海道羽幌町へ寄付を行うことで、「君に届け」全30巻を地元の書店から学童施設や図書館など20施設に寄贈するという取り組みを通じて、子どもたちを笑顔にし、少子化や書店の減少などの社会問題解決を目指すというもの。
目標額100万円に対して、倍以上となる230万円もの支援が集まりました。
行政施策にも、クラウドファンディングが浸透している一つの事例と言えるでしょう。
その他にも、「池袋ウェストゲートパーク」の続編漫画化や、京都市営地下鉄のイメージキャラクター短編アニメーション制作など、多くの作品の制作にクラウドファンディングが活用されています。
アニメーション制作の費用分析:タイプ別に詳細解説
日本のアニメーション作品は世界的に高い評価を受けていますが、その裏側には多額の制作費用で成り立っています。
ここでは、アニメーションの種類ごとの制作費用を詳細に分析し、それぞれの特徴や制作期間についても解説していきます。
テレビアニメの制作費用
テレビで放送されるアニメ番組は、その規模と品質からかなりの制作費用がかかります。現在の日本では、民放だけでも50枠以上のテレビアニメ番組が放送されています。
標準的な費用と変遷
現在、30分のテレビアニメを1話制作するための費用は、一般的に1,300万円前後が平均値となっています。アナログ放送時代では約550万円でしたが、地上デジタル放送への移行に伴い、ハイビジョン制作への対応が必須となったため、制作費は1,300万円から3,000万円の範囲にまで上昇しました。
制作費の内訳と費用構造
30分アニメの制作費の内訳を見ると、複数の専門分野に費用が配分されています。
項目 | 費用(万円) |
---|---|
原画 | 120 |
背景 | 130 |
動画 | 90 |
絵コンテ | 25 |
仕上げ | 120 |
制作進行 | 100 |
撮影 | 100 |
演出 | 50 |
材料 | 50 |
設定 | 30 |
プリント | 50 |
編集 | 25 |
音響制作 | 150 |
脚本 | 20 |
監督 | 20 |
合計 | 1,180万円 |
さらに声優やスタッフのギャランティーを加えると、制作費の総額は1,300万円以上になります。
作品タイプ別の制作費用
アニメーションはその内容やスタイルによって、必要な作業量や費用が大きく変わります。
ジャンル別で大きな費用差がある
テレビアニメの制作費は、主に動画枚数によって大きく変動します。30分間のアニメでは平均3,000〜5,000枚の動画が使用されますが、ジャンルによって大きな差があります.
「ちびまる子ちゃん」のような日常を描いた作品では、約2,000枚程度で済無場合もありますが、「ONE PIECE」や「進撃の巨人」のようなアクションシーンが多い作品では、8,000〜10,000枚もの動画が必要となり、必然的に制作費も高額になります。
アニメーション形式別の1分あたりの制作費
様々なアニメーション形式による1分あたりの制作費用と必要期間は次のとおりです。
アニメーションの種類 | コスト目安(万円) | 制作期間 | 備考 |
---|---|---|---|
フルアニメ・リミテッドアニメ | 150〜250 | 4ヶ月〜 | |
手書きアニメ | 80〜150 | 4ヶ月〜 | |
3Dアニメ・CGアニメ | 100〜150 | 3ヶ月〜 | |
ロトスコープアニメ | 200〜350 | 4ヶ月〜 | 最も高額 |
パラパラ漫画・口パクアニメ | 60〜80 | 2.5ヶ月〜 | |
ドット絵アニメ | 60〜80 | 2.5ヶ月〜 | |
ホワイトボードアニメ | 60〜80 | 1ヶ月〜 | |
アイソメトリックアニメ | 60〜80 | 2ヶ月〜 | |
ストップモーションアニメ・クレイアニメ | 70〜100 | 2ヶ月〜 | |
イラストアニメ・キャラクターアニメ | 20〜35 | 1.5ヶ月〜 | |
ピクトグラムアニメ | 20〜35 | 1.5ヶ月〜 | |
タイポグラフィックアニメ・ロゴアニメ | 20〜(10秒) | 1ヶ月〜 | |
スライドショーアニメ | 10〜30 | 2週間〜 | 最も低コスト |
この表からわかるように、アニメーションの種類によって制作費には大きなばらつきがあります。
また、一見異なる種類でも同じくらいの金額になる場合もありますが、これは「費用のかけどころ」が異なるため。
作品の尺が長くなるにつれて費用差が顕著になるケースも多いのが現状です。
制作費用の構成要素
アニメーション制作費は主に、4つの項目に分けられます。
企画・準備費用
台本、絵コンテ、構成などの「企画」部分にかかる費用です。ゼロから作成する場合もあれば、依頼主が準備した資料をベースにリライトする場合もあります。キャラクターが演技をする作品ではセリフやシーン、カットを「脚本」として手書きで詳細に設計します。
素材制作費用
映像化するための写真やイラストなどの準備費用です。完全支給される場合や、商用動画用のイラスト素材・写真素材(レンポジ)を購入して加工することもあります。タイプによっては完全に新規で描き起こす必要もあり、その場合はコストが上がります。
音声・音響費用
ナレーションやキャラクターの声、BGM、効果音、整音(MA)などにかかる費用です。収録方法はリモート収録からスタジオ立ち合いまで、多岐にわたります。
BGM/SE についても選曲作業、利用許諾、効果音の当て込み、整音作業などが複数の作業が費用に含まれています。
アニメーション作業費用
実際の動画化作業にかかる費用で、作品の長さに応じて変動します。アニメ制作では固定的にかかる初期費用と、尺に応じて変動する費用があり、手書きやリミテッドアニメなどは特に尺が伸びるとコストが大きく増加します。
制作期間と人的リソース
アニメーション制作では、作品制作にかかる時間と人的リソースも重要な要素です。
制作期間
30分のテレビアニメを1本完成させるには、平均3ヶ月前後の期間が必要とされています。この間に脚本、作画、アフレコ収録、納品など多段階のプロセスを経ます。一方で、1分尺のアニメーションでも、種類によって2週間から4ヶ月と大きく幅があります。
制作スタッフ
30分のアニメ作品を制作するには、制作陣だけで約100人もの人員が関わり、さらに声優や音響担当、クライアントなど多くの関係者が存在します。
人件費はアニメーション制作費の大きな部分を占めていますが、同時に低賃金問題も抱えています。日本アニメーター・演出協会の調査によれば、新人アニメーターの平均年収は111万円程度とかなり厳しい現実。
クラウドファンディングがもっとアニメーション制作現場に活用されれば、この低賃金問題も解決の糸口が見えて来ることでしょう。
アニメ化に必要なクラウドファンディングの基礎知識と攻略方法
実際にアニメ化を目的にした場合、どのようにプロジェクトを立ち上げ、準備すれば良いかなどのクラウドファンディングの基礎知識と攻略方法について解説します。
アニメーション制作に必要資金の目安
アニメーション制作費用はタイプによって大きく異なり、テレビアニメの標準的な30分1話あたりの制作費は約1,300万円、一方で1分間の短編アニメーションは種類によって10万円から350万円まで幅広いことが分かっています。
「この世界の片隅に」プロジェクトのように、支援金は制作費用の全額ではなく、パイロット版やプロモーション用資金に充て、制作委員会方式につなげるケースも多々あります。
アニメ・マンガ系プロジェクトにおすすめなプラットフォーム
クラウドファンディングを実行する際、欠かせない存在がプラットフォームです。
プラットフォームが運営するサイト上で、プロジェクトを掲載し、支援を集める。これが、クラウドファンディングの構造です。
プラットフォームは、それぞれに得意なジャンルや特性があるため、目的と相性が良いプラットフォームを選ぶことも成功には欠かせない要素です。
アニメジャンルやマンガ、出版などのプロジェクトでは、主に以下の3つのプラットフォームがおすすめです。
CAMPFIRE(キャンプファイヤー)
国内最大手で ID 登録者数が400万人以上。出版系多い。オールジャンル対応。
https://camp-fire.jp/projects/search?category=anime
Makuake(マクアケ)
「この世界の片隅に」プロジェクトやトンコハウスでも活用。「応援購入」という形でのガジェット系や新商品開発を得意としている。
Motion Gallery(モーションギャラリー)
「マンガ図書館Z」プロジェクトで活用。
映画系、映像系を得意としている。海外進出を目指すことも可能。クリエイター向き。

リターン設計でのファン目線の重要性
クラウドファンディングで多くの支援を集めるには、支援の見返りとなるリターン(返礼品)が、結果を左右する重要なカギです。
「わかりみが強い!」というプロジェクトへの共感だけでは、支援をする理由にはなりません。
ファン目線で「そ、それは手に入れたい」というレアアイテムや支援者限定特典を幅広い価格帯で設計することが動機づけとして重要になります。
-
低額リターン例:エンドロール名前掲載、限定ポストカード
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高額リターン例:アフレコ現場見学、オリジナル原画、打ち上げ参加権
特に、アニメ好きや漫画ファンは「モノよりコト(体験)」に価値を感じる傾向が強く、制作に関わった体験を得られる参加型リターンは欠かせません。
リターンに関する解説記事もいくつかございますので、併せてご覧ください。



【成功のコツ3つ】コアなアニメファンに刺さるポイントとは?
ここでは、クラウドファンディングで成功する3つのコツをアニメファンに刺さる戦略に特化した解説をしていきます。
①制作イメージを「見える化」せよ
文字だけの企画書ではなく、キャラクターデザイン・コンセプトアート・絵コンテの一部でも公開すると、支援者の想像力を掻き立てられる。
②プロの威力や威光を存分に掲げよ
クラウドファンディングは、とにかく認知されなければ、支援に繋がらないのが現実です。そのため、注目される要素として、名の知れたプロの威光を借りることも必要です。
原作があるアニメ化プロジェクトでは、脚本・演出・作画など、クオリティを担保する部分にはプロフェッショナルを口説き、実行者チームに巻き込むべき。原作者からの承認を得ることで、公認プロジェクトとなれば自ずとファンチェックが入る場合もあります。
特にアニメーションの場合は、制作会社への正式依頼が「プロジェクトの本気度」を測る指標になるため、水面下で交渉を続け、GOサインが出たらすぐに公表して、話題を集めることも戦略として重要。
③SNSでファンコミュニティを運営せよ
アニメファンは、SNS 無くしてファン生活が成り立たないくらいに、X(旧Twitter)などのヘビーユーザーでもあります。
SNS は、共通の話題でコミュニケーションが取れるだけでなく、アカウントを使い分けることで、趣味に特化した発信や投稿を気兼ねなくできるというメリットがあるからです。
アニメ関連のプロジェクトをクラウドファンディングで実行するなら、X をメインの告知手段として最大限に活用する必要があります。
また、クラファン限定の Discord や YouTube 配信等で制作過程を共有することで、「共に作る」感覚を支援者に実感してもらい、プロジェクトへの信頼を高めていきましょう。
支援者限定コミュニティを作ることで、プロジェクトへの愛着も育っていくため、作品の完成までに強い関係性を築くことができます。
クラウドファンディングにおけるSNS の活用については、以下をご参考ください。

【Q&A】アニメジャンルのクラウドファンディングでよくある質問4つとその解説
アニメ化やマンガ関連のプロジェクトをクラウドファンディングで実行するときによくある質問4つについて、解説します。
Q1. アマチュアがアニメ化を目指しても大丈夫?
A :クラウドファンディングは、誰が実行しても大丈夫な仕組みです。ファンがアニメ化を目指すクラファンを行うことで、「想い」を資金額や応援者数という数値に変えられるのです。
作品への情熱と実現可能性が伝われば、物事は展開していきます。
出版社や制作会社と交渉する材料としてクラウドファンディングの実績を提示することも可能です。
Q2. 著作権はどう扱うべき?
A :原作小説や漫画が他者の権利物の場合、必ず事前に許諾を得ること。権利処理が不十分な場合、著作権侵害となり訴訟などに繋がります。
Q3. どれくらい集めればアニメ化可能?
A:パイロット映像なら1,000~2,000万円の費用がかかります。原作が長編の場合、全話制作には数億円規模になるでしょう。まずは短編から始めて、スポンサーを探すという段階的な挑戦もできます。
Q4. 漫画版とアニメ版、どちらを先に?
A;原作の認知度・完成度次第です。もし、小説などで原作がすでにあるのであれば、生成 AI を活用して、先に電子書籍などで漫画化してファンを増やす。それからアニメ化を目指すケースが一番スムーズな流れでしょう。
pixiv などの投稿系サービスを活用して、認知度を上げてからクラウドファンディングに挑戦するのもおすすめです。
まとめ クラウドファンディングはアニメ制作を発展させる最終兵器である
クラウドファンディングは、アニメ制作の現場をさらに発展させ、進化させる最終兵器だと言えます。
制作現場で常に付きまとう資金問題を、クラウドファンディングは解決できるだけでなく、作品を心から愛するファンとのつながりを深め、クリエイターになりたい人才の育成にも役立ちます。
「この作品をいつかアニメ化してほしい」という願いは、多くの物語好きに共通する夢だと思います。
同じ作品を愛する者だからこそ分かる「物語への愛」と「作品を形にする喜び」。
クラウドファンディングを活用することで、誰かに夢を託すのではなく、ファン自らが主導するアニメーション制作が始まる。
アニメの未来は、クラウドファンディングでさらに進化し輝くものになることでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
アニメ関連のクラウドファンディングなら、スバキリ商店へ
スバキリ商店代表、小西も、アニメ好きでゲーム好きです。
カラオケの十八番は、「CHA-LA HEAD-CHA-LA」
そうです、影山ヒロノブのあの歌です。社長カードの自己紹介で明言しております。
休みの日の過ごし方に、ゲームと書くほどです。子供の頃の夢が被った人、きっと小西と話が合います。
そんな小西ですが、実はテクニカルアナリストの資格を持つ、金融のプロです。2020年からクラウドファンディングのプロデュースを開始。年間300件以上累計1,400件の実績は国内でもトップクラスです。
アニメやゲームが好きすぎて、クラウドファンディングでなんとか自分の好きを形にしたい!
そんな人は、ぜひ、一度小西へ相談してください。
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