【プレスリリース:クラウドファンディングで集めた金額が5億円を突破スバキリ商店株式会社のプロデュースしたクラウドファンディングの総支援額が5億円を突破した。けれど、もともとはアーティスト集団だった意外な背景がある。各々の専門性を活かし合うチームだからこそ、本文の執筆やサムネイルやリターン画像の作成なども丸ごと依頼できる。マーケティング担当者によるアフターフォローがあるのも特徴だ。 |
〝クラファン〟で集めた金額は3年間で「5億円」
クラウドファンディング(略して〝クラファン〟)というのは、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語である。
個人や起業がその活動や思いに共感した人たちから幅広く資金を募る仕組みだ。
2023年6月、このクラウドファンディングをプロデュースするスバキリ商店株式会社の集めた総支援額が5億円を突破した。
2020年に発足した当初、年間のプロデュース件数は72件だった。
しかし、その翌年には313件、翌々年には381件と着実に件数を増やし、年間300件のクラウドファンディングをプロデュースする「クラウドファンディング成功の請負人」として日刊ゲンダイでも取り上げられた。
だが、プロデュースを始めたきっかけは意外なところにある。
(日刊ゲンダイの記事: https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/306978 )
スバキリの語源は〝素晴らしい切り絵作家〟
もともと、スバキリ商店株式会社の代表である小西がやろうとしていたのは、クラウドファンディングのプロデュース……ではなく、切り絵作家。
「絵がうまい人はいっぱいいるけど、切り絵でなら勝負できると思った」という。
そして、〝素晴らしい切り絵作家〟──略して〝スバキリ〟一味として、アーティスト仲間たちと一緒に切り絵の製作に取り掛かった。
ところが、アーティスト仲間が増えていくうちに、あることに気付いた。お金を集めるのがものすごく下手な人が多かったのだ。
一方の小西は実は、ファンド会社を設立した経験のある金融のプロフェッショナル。
29歳のときに会社を設立しお客様の資産を預かり運用していたが、31歳の時にリーマン・ショックの影響で会社が倒産した経緯があり、その後8年間かけて2000万円の借金を個人で返済してきた。
自らもお金に苦労した時代があったからこそ、アーティスト仲間たちの力になるため、クラウドファンディングでお金や人を集める手伝いを始めた。
(※これまでにスバキリ一味(スバキリ商店株式会社)がプロデュースしてきた、アーティストたちのクラウドファンディングの例。何千というスピーカーを試作した72歳男性(当時)が作ったスピーカーで世の中の音楽や映画体験を変革したい、というプロジェクトでは、30万円の目標金額に対し、500万円以上の支援が集まった。ハンドメイド作家さん同士をつなげるアプリの開発といったおもしろいプロジェクトがあるのも、クラウドファンディングの楽しさのひとつ)
始めのうちはアーティスト仲間たちと切り絵作りをしていた小西だが、そのうち「クラウドファンディングを手伝ってほしい」という依頼がどんどん増えていった。
2020年──奇しくも、世界的にコロナウィルスが猛威をふるった年である。
オンラインでの打ち合わせが当たり前になったことで、全国的にクラウドファンディングをプロデュースすることになった。
チャレンジする人を応援するアーティスト集団〝スバキリ一味〟の誕生である。
プロデュースは分業制──各々の強みを活かし合う
小西と数名のアーティストたちで始まった〝スバキリ一味〟のメンバーは、現在では60名近くになっている(※2023年6月現在)。
プロジェクト全体をフォローするディレクターや、本文の執筆を担当するライター、サムネイル画像を担当するデザイナー、リターン(返礼品)や校正担当者、マーケティング専門のフォロー担当者など、ひとつのプロジェクトに対して、専任の担当者が複数名つく。
完全分業制でそれぞれの強みを活かし合うシステムは、チャレンジする人を応援するアーティスト集団ならでは。
プロデュースした金額が5億円を突破し、ますます勢いに乗っているスバキリ一味。これからもチャレンジする人を全力で応援していく。