クラウドファンディングのデメリットを知る!実行者支援者両方から種類別に解説!

ノウハウ

クラウドファンディングのデメリットを知ると、
クラウドファンディング成功の道が開ける!

クラウドファンディングを成功させるには、
デメリットを理解した上で、
どれだけ事前に準備できるか
がカギ。

実行者支援者両方のデメリットとその解決策について、
種類ごとに解説します。

目標額が集まらない=デメリットとは言い切れないことも、
過去プロジェクト実行者の声から紹介します。

デメリットを制する者が クラウドファンディングを制する!

クラウドファンディングのデメリットを知ることは、

クラウドファンディングを制すること。

クラウドファンディングには
メリットだけではなくデメリットもあります

しかしそのデメリットは、事前に理解しておけば
プロジェクトの実行に何も問題ありません

クラウドファンディングのデメリットは
事前に理解しておくべき注意点です。

注意点さえ押さえておけば、
クラウドファンディングに対する不安要素が解消できます。

クラウドファンディングに成功し、
自分の目標を実行するための資金調達を実現するには

具体的に何を注意すればよいか

実行する側、そして支援する側の両方から見たデメリットについて
種類別に解説していきます。

クラウドファンディングを実行する側のデメリット 【根本的部分】

「クラウドファンディングをやってみよう!」

そう思いついた、すぐその瞬間に
最も不安に感じる根本的部分のデメリット2つ
について解説します。

デメリット = 失敗とは言い切れない

デメリットを知るうえで
大前提として、理解しておくことは

デメリット=失敗

ではなく

デメリット ≒ 失敗する可能性(想定内リスク)です。

デメリットそのものは、失敗する根本原因ではありません。
デメリットがあるからといって、必ずしも失敗するとも限りません。

しかし、

  • 失敗しないために注意する点
  • 行動することに対する不安要素
  • 行動した結果、自分が損をする可能性がある点

とは言えます。

クラウドファンディングに限らず、

全ての行動が成功するか失敗するかは、
どんな場合でもリスク抜きには語れません。

どんなモノにも、
メリット(得する部分)と
デメリット(損する部分)の
両方が必ずあります

クラウドファンディングに成功する。

それはつまり、

事前にデメリット(弱点や欠点)を理解した上で
リスクマネジメント(危険回避)が出来ていること。

これが、成功するクラウドファンディングの根本的な部分です。

1.支援が集まらずプロジェクトが失敗する可能性がある

クラウドファンディングを実行する上で
誰もが最初に思い浮かべる最大の不安要素は、

ズバリ!

思ったより支援が集まらなくて、お金が足りないぞ。
困った!どうしよう!

クラウドファンディングすればお金が集まるって聞いたのに、
全然支援されないわ。
やっぱり失敗したかも……

「支援が集まらなくて、目標金額に届かない可能性がある」

これは、
資金調達を目的とした
クラウドファンディング全てに
共通する最大のデメリット
です。

資金調達手段としてクラウドファンディングを行う。

そうすると当然、
支援されない=資金が調達できない
というリスク(危険性)が発生します。

資金が調達できないと、
目標としている活動を実行できません。

しかし、

資金調達だけが
クラウドファンディングの役割でもありません

クラウドファンディングに何を求めるかで、
資金調達に失敗するという

最大のデメリットすら
不安要素ではなくなる

そしてこの最大のデメリットを
事前に解消していくことはできます。

< 資金調達が失敗する可能性に対する事前の解決策 >

支援を集められず、資金調達に失敗するのは、
この2つの事前確認が不十分な場合がほとんどです。

  1. 客観的に実行する目的(5W1H)を確認する
  2. 周囲に打診して反応を確認し、何度も改善する

資金を集めるだけが目的なら、
銀行などで融資を受けるという選択もあります。
その方が楽な場合もあるでしょう。

クラウドファンディングは、
複数の人たちから支援された結果として
資金調達できる仕組み
です。

「それいいね!」

という共感から支援が生まれます。

自分がクラウドファンディングすることで、
どのくらい共感が得られそうか?

  • なぜ(具体的な理由)
  • なにを(目的とする活動や行動)
  • だれに(支援されたい人や目的の対象となる人)
  • いつ(目的を実行する年月日)
  • どこで(目的を実行する場所、地域)
  • どうやって(目的を実行する具体的な手段や方法)

この6つの理由を友人知人に説明して、反応をみること。

これが、

クラウドファンディングを行う
最大のデメリットを
最小化できる最大の解決方法
です。

「それいいね!」と複数の賛同
「絶対応援するよ!」という共感

企画段階の時点でどれだけ集まるか。

それが、クラウドファンディングの実行に対する成功予測です。

それはちょっと無理ゲーじゃね?やめたら?

そう1度や2度、周りに言われて

「やっぱりダメか」となるなら、

クラウドファンディング自体、向いていない
かもしれません。

賛同や共感が得られない理由を訊いて、
どうすれば、その理由を解消できるか
納得行くまで企画を練り直し、追及する。

その熱意と創意工夫が、
クラウドファンディング成功の必須条件
でもあります。

何故なら、

「絶対にクラウドファンディングを成功させたい!」

という熱意が無いと、行動できず
次に説明するデメリットその2も解決できないからです。

2.クラウドファンディングを実行するまでに ある程度の労力と知識、期間が必要

クラウドファンディングを実行するデメリットとして、

「思った以上にやることが多いし、
全てを完了するまで日数がかかる」

という現実的なタスク量と日数、基本的な予備知識など
いくつものハードルがあります。

クラウドファンディングをするためのTODOリスト8項目

クラウドファンディングを思いついて、実行し
資金を受け取るまでに、やるべきことは大きく8つあります。

1.プロジェクトを実行する段取りを知る必要がある

クラウドファンディングを始める前に、
クラウドファンディングがどういうものか知っておかなければなりません。

  • どのプラットフォーム運営会社を選ぶか決める
  • 自分のプロジェクトと同じジャンルや似た内容の過去プロジェクトを調べる
  • 自分一人でできること、できないことを分類する(ライティング、画像加工など)
  • プロジェクトを公開して募集開始するまでのスケジュールと実行計画を決める

「クラウドファンディングやろうぜ!」
といきなり思い立っても、


どこから手をつければいいか
具体的にわからなければ、何も始められません。

2.プロジェクトの実行期間が必要

「クラウドファンディングをやる!」と思い立ってから、
調達した資金を受け取るまで、最短でも3か月程度はかかります。

  • プロジェクトを企画し公開するまで、最低でも10日から2週間程度かかる
  • プラットフォーム運営会社の審査期間が発生する(最短1日、再審査が必要な場合も)
  • プロジェクトを公開して支援を募集する期間が必要(最短でも2週間平均は1か月間程度
  • 支援募集終了後、調達した資金が入金されるのは最短でも募集終了した月の1か月後以降

「クラウドファンディングにチャレンジする!」

そう思い立っても、明日から早速プロジェクト公開!
……というわけにはいかないのが、クラウドファンディングです。

3.プロジェクトを立ち上げる準備作業がある

「なぜ、クラウドファンディングを実行するか?」
「どうすれば支援できるのか?」
この2つを誰でも分かるようにするために、さまざまな準備が必要です。

  • プラットフォーム運営会社のアカウント作成や事務手続きが必要
  • プロジェクトを公開する WEB ページの作成(なぜ支援を集めたいかの説明文や画像)
  • 活動報告の準備( SNS や印刷物など)
  • リターンの設計(購入型や投資型の場合は必須条件)
  • 設計したリターンの準備や手配

準備する項目によっては、自分一人で出来ない部分が出てきます。
協力してくれる人を探しておくのも、準備を進めていく上で重要になります。

4.クラウドファンディング運用会社の審査を受ける必要がある

プロジェクトの公正性や透明性を証明するため、
募集を希望するプロジェクトの内容を
第三者機関であるクラウドファンディング運営会社から
審査を受ける必要
があります。

  • 法律上やコンプライアンスなどの面から再審査(内容の見直しや修正)になる場合もある
  • 審査日数は運営会社の営業日に準ずるので、即日審査 OK になるとは限らない
  • 審査に通らなければ、プロジェクト公開日が出来ない場合もある

第三者から見ても、不特定多数の人が見てもOKとなって、
やっとプロジェクトページが公開できるのです。

5.自分からプロジェクトを宣伝告知する必要がある

より多くの支援を集め目標の金額を達成したいなら、
実行するプロジェクトの宣伝や告知をする必要があります。

  • SNS などでクラウドファンディングに挑戦することを準備段階から常に発信する
  • 友人知人に直接、クラウドファンディングに挑戦することを伝えて、支援を募る
  • DM やチラシなどの紙媒体を使って、興味関心がありそうな人に向けて宣伝する

「何月何日から、こういうクラウドファンディングをします!」
繰り返し繰り返し、どれだけ多くの友人知人に告知できるか

プロジェクトの告知活動に
どれだけ時間を割いて、エネルギーを注げるか
が、
クラウドファンディングの準備で一番重要な部分です。

6.プロジェクトを公開し、支援状況の活動報告をする

1~5までの準備段階のタスクを全てクリアして、ようやくプロジェクトが公開されます。

クラウドファンディングは準備が9割!
公開までの準備で燃え尽きる人も出てきます。

公開してからが、実は本番です。

告知活動や支援の状況確認、活動報告など、
公開期間終了まで毎日作業はあります

7.プロジェクト公開期間が終わったら、支援者に御礼やリターンの実施を行う

支援を受けた時点で、個別に御礼をするだけでなく、
期間中の支援状況、達成状況などの報告もかねて、
終了後に改めて御礼を伝える場合がほとんどです。

プロジェクト公開終了は、
ゴールではなく、次のスタートです。

支援に対するリターンがあれば、リターンの実施が始まります。

リターンが複数ある場合は、
公開終了時点で、リターンそれぞれの集計をして、
リターンを行う段取りや実施に関する連絡などをする必要もあります。

8.クラウドファンディングを行った目的に関する活動報告を支援者へ随時行う

集まった資金でどんな活動を行ったか。
支援者に対する報告を終了後も随時、更新していきます。

無事、プロジェクトが終了し、
資金が集まったら終わりではありません。

クラウドファンディングは準備に手間も時間も必要

クラウドファンディングに挑戦するには、
準備に手間も時間も必要なのです。

1人で全部、さばききれないかもしれませんし、
文章を書いたり、画像などの加工が苦手なら、
誰かに頼む必要も出てきます。

プロジェクトが終了しても、
リターンの実施や活動報告など、
息つく間もないほど、やるべきことが続く場合もあります

めんどくさがりな人、
スケジュール管理ができない人、
マルチタスクが苦手な人には

準備期間にやるべきことが多くて
1人では実行するには、正直かなりハードルが高いです。

それが、クラウドファンディングを実行する根本的なデメリットその2です。

【目的&種類別】クラウドファンディングのデメリットと解決策

ここからは、クラウドファンディングの種類別に
それぞれのデメリットを
より具体的な視点で解説していきます。

購入型、寄付型、投資型の3種類ごとに
実行者、支援者の両方を解説します。

デメリットの解決策として、
実行者支援者それぞれに、
どこに注意するかをお伝えしますので、
ぜひご参考ください。

購入型クラウドファンディングのデメリットと解決策

★購入型クラウドファンディング実行者側のデメリット

購入型クラウドファンディングを実行する際のデメリットは、以下になります。

  • 自分たちのアイディアを競合他社に知られる
  • 支援金を受け取るまでの資金繰りが必要
  • 支援が目標額に届かない可能性がある
  • 準備に手間も時間もかかる
  • プラットフォーム運営会社への手数料が発生する。

購入型クラウドファンディングでは、
新商品や画期的なサービスなどを発表するテスト販売のケースが多く、
せっかく苦心して生み出したアイディアを真似される場合もあります。

また、開発費用などが先に必要となるため、
資金調達までの資金繰りの面なども懸念材料となる場合もあります。

目標金額に達成しても、
プロジェクトを公開するプラットフォーム運営会社へ
支援金の一部を、手数料として支払う必要があります

★購入型クラウドファンディング実行者へのデメリット解決策

では、購入型クラウドファンディングを実行する上で、
事前にデメリットを軽減できる方法がこちらです。

  • アイディアを流用、真似されない工夫をする(特許取得や時間的優位証拠など)
  • 目標金額と必要な資金を逆算して、最低限確保する金額を明確にする
  • 余裕を持った資金繰りのスケジュールを組む
  • 協力してくれる仲間やファンを普段から集めておく

アイディアを思いつくこと自体は、誰でもできます。

ですが、

試作をしたり、改善をしたりという開発記録データ、
いつからその活動を始めたか、
特許出願、商標登録などという
時間的優位性や独自性を証明できる証拠があれば、
アイディアを流用される不安要素は軽減できます。

資金繰りに関しても、
にっちもさっちもいかなくなる前に
ある程度、余裕をもっておくことが重要です。
手数料やリターンなどの経費も含めて、
本当に必要な金額を逆算しておくことも忘れてはいけません。

テスト販売であっても、
やはり、応援してくれるファンがいるかいないかは重要です。

SNS というツールは、
自分たちの目的や活動理念などに共感してもらうための
社会とのコミュニケーションツールでもあります。

クラウドファンディングと SNS は相性が良いので、
デメリットを最小限にする上でも、
普段からの発信内容と、発信回数は重要と言えます。

★購入型クラウドファンディング支援者側のデメリット

購入型クラウドファンディングで支援をした際のデメリットは

ズバリ、支援したリターンが届かない(損をする)可能性があるです。

関連するデメリットとして、こういう状況も考えられます。

  • 事前に提示された内容と、履行されたリターン内容が違う
  • リターンを受け取るために提出した個人情報が流出する
  • リターンの購入をし過ぎて、支援疲れを起こす

★購入型クラウドファンディング支援者デメリットへの解決策

支援をする上で、上記のデメリットを事前に防ぐために出来る3つの解決策があります。

  • リターンに対する補償があるプラットフォーム運営会社か調べる
    CAMPFIRE など、リターンが不履行の場合に補償するサービスがある運営会社もあります。
  • コンプライアンスなど、信用できるプラットフォーム運営会社を利用する
    個人情報保護の対策など、プラットフォーム運営会社の HP で確認する。
    プロジェクト実行者の情報や普段の行動、発言を SNS などで確認しておく。
  • 経済的に無理のない範囲内で支援をすること
    あれもこれもと、いろんな人や商品に高額な支援を続けてしまうと
      「支援疲れ」という精神的&経済的ダメージになります。

「支援して、損をした!」とショックを受けないためにも
デメリットを最小限に抑えていくには、自衛する気持ちも重要です。

寄付型クラウドファンディングのデメリットと解決策

★寄付型クラウドファンディング実行者側のデメリット

寄付型クラウドファンディングを実行する側のデメリットは、

  • 支援が目標額に届かない可能性が非常に高い

この1点につきます。

目標額に届きにくい理由は、
支援に対するリターンという金品の見返り要素がほぼゼロだからです。

★寄付型クラウドファンディング実行者へのデメリット解決策

  • 社会問題解決に協力的な企業や慈善活動をしている団体と繋がりを持っておく
  • プロジェクト実現に協力してくれる活動仲間を日頃から増やしておく

寄付型クラウドファンディングは募金活動と同じ

だから、支援を集めたいのであれば、
社会問題に興味関心がある個人や団体とつながり、

どういう切り口で解決できるかを
日頃から真剣に話し合える環境づくり、人間関係が重要となります。

★寄付型クラウドファンディング支援者側のデメリット

  • 支援が目的通りに使用されない可能性がある

寄付型クラウドファンディングで支援した場合、
支援者にとって一番の不安要素は自分が支援した資金の使い道です。

★寄付型クラウドファンディング支援者デメリットへの解決策

社会貢献のために寄付型クラウドファンディングで支援する場合、
支援金を問題解決のために使ってもらえる支援先であることが
デメリットを最小限に抑えられる条件となります。

  • 社会問題などに積極的で実績のある企業や団体と繋がりを持っておく
  • 信用できる実行者と透明性と実績がある、寄付型に特化したプラットフォーム運営会社を選ぶ
  • 自分の生活に影響しない範囲内で支援を行う

寄付型クラウドファンディングは、
善意や社会貢献したいという感情で支援しがちになるので、
購入型よりも「支援疲れ」を引き起こしやすい要素が強いです。

他人のことを優先しすぎる人は、支援のし過ぎに気をつけましょう。

投資型クラウドファンディングのデメリットと解決策

★投資型クラウドファンディング実行者側のデメリット

投資型クラウドファンディングを実行するデメリットは、主に以下の3つです。

  • 支援が集まらないと、起業や事業計画の実施が出来ない
  • 融資型の場合、担保が必要になる場合がある
  • 株式投資型の場合、非公開非上場株式を運用する事務作業が増える
  • クラウドファンディング運営会社への手数料が発生する

★投資型クラウドファンディング実行者への解決策

投資型クラウドファンディングは、金融取引の性質が強まるため、
専門的な知識や調達実績のある運営会社を選ぶことが、
デメリット要素を解決する上で、一番重要となります。

  • 銀行融資や投資家への打診も踏まえて資金調達方法を検討する
  • 運営会社を選ぶ際に、過去の事例を照合して実績や業種の相性が良い会社を選ぶ
  • 手数料が発生することも踏まえて、事業計画を立てる

★投資型クラウドファンディング支援者側のデメリット

投資型クラウドファンディングで資産運用目的の支援を行う場合、
2つのデメリットが考えられます。

  • 事前に提示された事業計画と実施状況が違い、予定していた資金回収が遅れる
  • 株式投資型の場合、譲渡期限などの都合で換金できない場合もある

★投資型クラウドファンディング支援者への解決策

実行者への解決策と同様に、金融取引業に熟知した運営会社を選ぶことで
デメリットを最小限に抑え、よりリスクの少ない資産運用を行うことができます。

  • 第一種金融取引業者、あるいは第二種金融取引業者が運営している会社を選ぶ
  • 第一種少額電子取引業者の場合は、母体企業の業績を確認する

目標額未達はデメリットじゃない? クラウドファンディングで得られる一石二鳥とは

目標額に到達しない=失敗した

クラウドファンディングでは、必ずしもそう言い切れません。

何故なら、
資金調達だけがクラウドファンディングのメリットではないからです。

クラウドファンディングの目的次第で達成or未達の意味が変わる

クラウドファンディングの目的は何か?
目的に対して、結果がどうだったか。

資金調達が一番の目的なら、
目標額に届かない=失敗
かもしれません。

でも、目標額に届かなかったとしても

誰一人も支援してくれなかった

という事ではありませんよね。

失敗から得るものは、いくつもあります。
失敗というリスクがあるからこそ、得られるメリットがある。

そのことについて、スバキリ商店の過去実行者の実例から考察していきます。

クラウドファンディングは資金と仲間を同時に集められる一石二鳥な行動

★クラウドファンディングの本質は2つ

クラウドファンディングの本質は2つあります。

  1. 誰でも挑戦できる資金調達手段(お金を集める)
  2. 自分の目標を宣伝する広報活動(人を集める)

お金と人を一度に集められる、
一石二鳥な活動がクラウドファンディング
なのです。

2つの事例から見えるクラウドファンディング攻略ポイント4つ

スバキリ商店が過去にプロデュースしたプロジェクト2件の実例から、
デメリットを最小限にしたクラウドファンディングの攻略ポイントは4つあります。

  1. クラウドファンディングは手段
  2. 資金調達してからが本番
  3. 資金より「愛される=ファンづくり」が生死の分かれ目
  4. クラウドファンディングは「愛される」土台を造る行為

実例から詳しく、解説していきます。

チョコレート缶詰めテリーヌショコラのプロジェクト事例

https://subakiri.net/koizuminaoya/

防災食として洋菓子の缶詰を作成

洋菓子の新しいジャンルとして、
缶詰や保存食ができないかという発想から生まれた
栄養価を高めたチョコレートの缶詰、テリーヌショコラ。

スーパーフード入りスイーツの缶詰『テリーヌ・ショコラ』を保存食として届けたい!
本当に美味しくて健康的で長期保存できるスイーツの缶詰『ハルシアのテリーヌ・ショコラ』を作りました!スピルリナ・ミックスベリー・ナッツの3種類。1年間保存できて、スーパーフード入りだから栄養満点!パティシエが本気で作ったスイーツの缶詰、沢山の方に知って、食べて、非常食として常備してほしい一品です。

クラウドファンディングに挑戦した動機と目的

小泉さんがクラウドファンディングに挑戦したのは、3つの目的がありました。

  1. 開発費用がかかり、販路が拡げられないので商品を宣伝する目的
  2. 消費者が非常食缶詰にしたチョコレートにどう反応するか知る目的
  3. クラウドファンディングが流行り始めたので、話題作りという目的

クラウドファンディングを実施してどうだった?

インタビュー記事から見える、小泉さんのクラウドファンディングを実施した振り返りは以下の5つです。

  • よくわからないままプロジェクト実施をしてしまったことが反省点
  • クラウドファンディングは初動が肝心だと実感
  • 告知不足のまま期間終了し、目標額には届かなかった
  • 支援者は全く知らない人ばかりだった
  • クラウドファンディングがきっかけで公開終了後にTVの取材を受ける

ここで、注目したいのは「支援者が全く知らない人」という点です。

購入型クラウドファンディングの場合、ほとんどが友人知人といった身内からの支援です。

比較的不特定多数の支援を受けやすい食品とはいえ、
小泉さんを全く知らない人たちが
商品そのものに興味を持って支援しているという事実は、

保存食としてのお菓子に、消費者の潜在的需要がある

という、小泉さんが一番目的としていたテストマーケティングという部分で
裏付けを取ることが出来ました。

  • 目標金額に達成しなくても、実行者が知りたい情報が数値で見えた
  • メディアからの取材申し込みがあった。
  • テリーヌショコラ販売先の打診も大手企業含めいくつかあった。
  • 周りから終了後に「クラウドファンディングやってたんだね」と言われた。

小泉さんにとっては、
宣伝広告、テストマーケティング、話題作りという
目的とする3つが達成できたわけです。

残念ながら目標金額に届かなかったけれども、
クラウドファンディングに挑戦した目的は達成した
と言えます。

★インタビュー記事から見えるクラウドファンディング成功のコツ

小泉さんがテリーヌショコラのクラウドファンディングを実行して、
当事者として実感された成功のコツは2つありました。

  1. 事前に研究する重要性
  2. 周りに告知する重要性

この2つの重要性は、既に前述した通りです。

また、クラウドファンディングに熟知した人と協力してプロジェクトを行うことも
結果に大きくつながるということも、インタビュー記事の最後でお話されています。

目標金額に届かないことが、デメリットとはならない1つ目の事例です。

居酒屋YURURIの店頭看板設置プロジェクト事例

★あの「マネーの虎」「令和の虎」タイアップYouTube企画

2つ目の事例は、人気番組「マネーの虎」のリニューアル版、
YouTubeチャンネル「令和の虎」とのタイアップから生まれたプロジェクトです。

夫婦の人生(いのち)を賭けた挑戦と大切なお店を応援してほしい!!
飲食業30年の経験を経て45歳で独立開業しました。妻と二人三脚でやっていこうと、仕事も辞め物件も決めた矢先に妻に悪性腫瘍が発覚。絶望からのスタート。それでも自分の夢と妻の夢は同じでした。そんな家庭料理居酒屋「YURURI」以前から挑戦したかったクラファンで皆に応援してもらいたいです。

「冷徹の虎」として有名な、あの南原社長と
スバキリ商店代表の小西からも厳しい指摘を受けつつ、
実現したプロジェクトでもあります。

【看板も作れない・・・】資金難の居酒屋経営者の挑戦!クラウドファンディングの虎!#3前半
この動画では、経営の危機に瀕した一軒の居酒屋が登場します。主人公は、看板一つを設置する資金さえ手に入れられない絶望的な状況の中、最後の希望をかけて虎の前に立ちます。熱いプレゼンと、時に涙するほどの情熱で虎たちの心を動かせるのか。この居酒屋が直面する過酷な試練、そしてその先に見える一筋の光。資金難の嵐を勇敢に乗り越...

★個人経営の居酒屋に看板をつけるプロジェクト

30年飲食業で働き、いよいよ独立して
夫婦二人三脚で頑張ろう!という矢先に

配偶者の病気が発覚。しかも悪性腫瘍。
経営も思うようにならず、
お店の顔ともいえる看板すら設置できない状況。

もともとは看板設置費用60万円目標
クラウドファンディングに挑戦しようとされていました。


看板の費用は約40万円。
クラウドファンディングで60万円集められれば、
手数料を差し引いて、看板の費用分が手元にギリギリ残る。

実際、小西からもこんな辛辣なツッコミを入れられました。
その他の皆さんもかなり辛口。

ですが、収録が進むにつれ、
当初の金額から大幅アップの180万円目標になり、
プロジェクトが実行されました。

後編中に南原社長の鶴の一声で180万円になったのには、
ちゃんと理由があります。

挑戦したいから、やる

ビジネスのプロフェッショナル集団の前で、
自己アピールが苦手ながらも、山下さんはこう答えました。

「今、一番仕事に対して強い情熱がある」

クラウドファンディングという一生に一度の挑戦をするなら
今しかない。

だから本当は、達成できるかどうか
ギリギリの金額を挑戦したい。

そんな山下さんの熱意と真面目な人柄が
経営者である虎たちに評価されて、
南原社長が目標額を大幅に上乗せされたのです。

それぞれの人生。それぞれの挑戦。成功ってなんだろう?|暇士ひであき(hide)/ただただ生きる
毎週金曜日は、金の日!!お金の実る日!!という事で、日本一のクラウドファンディングサポート事業「スバキリ商店」のネタを軸に執筆させていただいております。毎日noteを書いたり自身のオンラインサロン「シェルター」を運営したり"レンタルなんもやる気ない人"だったりする北村英昭と申します。hide(無能マン)|ナニモノリンク...

飲食業でクラウドファンディングに興味がある人は、
ぜひ、このプロジェクト事例を参考にしてください。
あの外食の虎、外食起業塾をされている安田さんも
このYouTubeに登場されています。

自分ならどうするか?という視点で、
この事例を研究してみると、
クラウドファンディング成功への道筋が見えるはずです。

居酒屋YURURIがクラウドファンディング挑戦で達成したこと

残念ながら、180万円には届かなかったものの、
ファーストゴールの看板費用はクリア。

立派な看板が付き、地元の人たちが少しづつ来店しているようです。

htps://subakiri.net/hide0705/

このプロジェクトの目的について山下さんは、こう言っています。

「愛されるお店になるために応援してほしい」
「お店をみんなに知ってもらうために看板が欲しい」
「クラウドファンディングに挑戦したいから、やる」

130人以上の応援者が集まり、
念願の看板が付き、店が活気づいていっている。

プロジェクトに挑戦した目的は、充分達成されています。

YouTubeで、詳細をぜひご覧ください。
後編では、外食の虎、安田さんのアドバイスも聴けます!
飲食店のクラウドファンディング、成功の秘訣が見れます。

「クラウドファンディングの虎」
前編
後編

まとめ クラウドファンディングのデメリットを制すれば成功への道が拓ける!

クラウドファンディングのデメリットを制すれば、
クラウドファンディング成功への道が拓ける。

クラウドファンディングのデメリットを理解すると、
3つのメリットがあります。

  1. クラウドファンディングに失敗する原因が見える
  2. 原因から、失敗しない方法や対策を見つけられる
  3. 結果、デメリットを最小限にできる

クラウドファンディングのデメリットは想定内リスクです。

  • 実行者は失敗する可能性(リスク)
  • 支援者は損する可能性(リスク)

クラウドファンディングに挑戦し、
プロジェクトを成功させるには

想定内リスクをどう防ぐかの
リスクマネジメントが重要
です

私たちがなにかを選んだり、行動しようとすると
必ずメリットとデメリットがあります。

デメリットとメリットは50/50。表裏一体の場合もあります。

何かに挑戦すると、当然リスクがある。
リスクがあるから、何もしない。
それも一つの選択です。

クラウドファンディングのデメリットを理解し、
不安材料を事前に解決する。

それが、

クラウドファンディングに成功する上で、
最も重要なことなのです。

関連記事 クラウドファンディングのメリットについて

クラウドファンディングを実行するメリットについては、こちらをどうぞ。

【クラウドファンディングのメリットを解説】「

関連記事 クラウドファンディングのリターン設計について

クラウドファンディングのリターンについて知りたいなら、こちらをどうぞ。

】【成功するクラウドファンディングのリターン設計解説】

クラウドファンディングをするならスバキリ商店!

クラウドファンディングの虎
チャレンジャーのプレゼンを聞き、成功すればクラウドファンディングを無料でプロデュースしてもらえる番組です。あなたもチャレンジしてみては?!

YouTube企画への出演希望をはじめ、
クラウドファンディングに関するご質問、ご相談はコチラからどうぞ。

TOP
スバキリ商店とはまずはお気軽にお問い合わせください。お問い合わせはこちらクラウドファンディングプロデュースの流れStep.1お問い合わせ僕たちのお客様のほとんどはこれまで一度もクラウドファンディングをしたことがない人たちです。『こんなことで...

無料セミナーへのご参加も、お待ちしております!