クラウドファンディングのメリットを解説!成功事例から実行者と支援者両方を紹介します

ノウハウ

クラウドファンディングのメリットとは?
クラウドファンディングは資金調達だけではなく、
実行者と支援者両方にとって様々なメリットがある手段です。

どんなメリットがあるのか?
クラウドファンディングの種類別にそれぞれのメリットを解説します!

スバキリ商店がプロデュースした
クラウドファンディング実行者のリアルな声も要チェック!

クラウドファンディングの仕組みと流れ

クラウドファンディングのメリットをお伝えする前に。

そもそも、クラウドファンディングって何するもの?

という部分を明確にしておきたいので、
クラウドファンディングの流れを図表を使って、サクッとわかりやすく解説致します。

一目でわかるクラウドファンディングの流れ

クラウドファンディングは、大きく4つのアクションで行います。

 

①目標設定

クラウドファンディングを行う目的や目標とする支援金額を決めるところから、はじまります。

②プロジェクトの準備

スバキリ商店が実行者さんと関わるのは、この部分です。
何事も、「仕込み9割」といいますが、
クラウドファンディングこそ、どこまで念入りな準備ができるか

準備と一言でまとめていますが、めちゃくちゃ作業があります。

  1. 目的に応じて、利用するプラットフォームサービスを決定する
  2. プロジェクトの登録作業を行う
    プロジェクトの紹介文を書く
    リターンを選び、用意する
    画像の準備や加工をする
  3. プロジェクトを審査に出す (プラットフォーム運営会社による内容などの審査)
    ・運営会社の審査で掲載内容に指摘があれば、訂正や見直しも必要

③プロジェクトの公開

準備が整ったら、プロジェクトを公開して、支援を募ります。
公開期間は、だいたい平均して1か月から、1か月半

その間に、告知をして支援を呼びかけることも必要です。

④リターンの実施と活動報告

支援募集期間が終わったら、実行者へ集まった支援金が渡されます。
実行者は、支援金を元に活動を行い、支援者へ御礼やリターン、活動報告を行います。

選べる2つの支援金の受け取り方

クラウドファンディングの支援金は2通りの受け取り方が選べます。

①All-in方式

支援募集期間中に集まった金額がすべて受け取れる

目標金額が集まらなくても、大丈夫。
支援が集まった分だけを受け取ることができる。

それが、All-in方式です。
スバキリ商店でもほとんどのプロジェクトがこのAll-in方式で行われています。

「クラウドファンディングをやっても、支援が集まらなかったらどうしよう」

そういう不安がある場合は、
All-in方式でクラウドファンディングを検討すると良いと思います。

②All or Nothing方式

目標金額を達成したら、支援金を受け取れる
達成しなければ、プロジェクト不成立で返金される。

これが、All or Nothing方式です。

目標金額に届かなかったら、活動を諦める。

そのくらいの強い熱意がある場合は、
こちらのAll or Nothing方式を選ぶ実行者もいるでしょう。
例えば、こちらのプロジェクトがそうでした。

「えんとつ町のプペル ライトボックス」と名づけたアートピースを世に送りだしたい。
絵本「えんとつ町のプペル」の物語と、一枚一枚の原画の表現の奥深さに思わず見入り、透過された光の優しさに時を忘れてプペルの世界に惹き込まれていく、原画展の観客のひとりとして、心動かされた生活者のひとりとして、「えんとつ町のプペル ライトボックス」と名づけたこの特別なアートピースを世に送り出したい!

新商品や新しい形態のサービスや
社会問題などに関するクラウドファンディングなら

世間の反応や評価を知る目的で、
All or Nothing方式を選ぶのも一つかもしれません。

クラウドファンディングのメリット【基本編】

クラウドファンディングって何?

という疑問に、一言でクラウドファンディングのことを伝えると、

誰かに支援されて、資金を集める手段である

ということです。

クラウドファンディングという資金調達手段が注目され、
たくさんの人に利用されている理由を、

資金調達したいプロジェクト実行者
支援または出資して見返りを得たい支援者
両方のメリットを具体的に解説します!

お急ぎの人は、
スバキリ商店のYouTubeでも
クラウドファンディングのメリットを簡単に解説しております。

実行者のメリット=誰でも資金調達がしやすいこと

クラウドファンディングという資金調達手段で、
一番のメリットともいえるのは、

誰でも資金調達を挑戦できる手段であるということ。

  • 一般的な資金調達手段と比較して、ハードルが低い
  • 目的がはっきりしていれば誰でも挑戦できる
  • 比較的短期間で資金調達が出来る(終了後最短1か月)

お金を借りるとなると、少額であっても収入の証明などが必要になります。

クラウドファンディングでは、
社会的な立場が弱い人でもプロジェクトを立ち上げることが出来ます

スバキリ商店でも過去にこんなプロジェクトがありました。

また、クラウドファンディングを実施した場合、
支援募集期間終了から、最短1か月後に支援金を受け取ることが可能です。

では、支援する側のメリットとは何でしょう?

誰でも気軽に支援できて、見返りがあること

こちらも実行者と似ていますが、

  • 最低500円から支援できる
  • 支援した見返りがある
  • 相手を知らなくても間接的に支援できる

クラウドファンディングで支援するときには

お金をたくさん支援する必要も
特定の団体に所属する必要も、

特にありません。

「共感したから、支援をしたい」

災害や社会問題などに支援をしたくても、
誰にどこに、どうすればいいかわからない場合でも
クラウドファンディングを介して、支援が出来る。

そして、その支援に応じて
何かしらの御礼や見返りがある。

クラウドファンディングが市民権を得たのは、
支援する側にも充分なメリットがあるからです。

クラウドファンディングの種類別メリット

次に、クラウドファンディングの種類別からメリットを解説していきます。

購入型、寄付型、投資型の3種類ごとに、
支援者実行者のそれぞれのメリットをみていきましょう。

購入型クラウドファンディングのメリット

クラウドファンディングと呼ばれる活動の多くは、
購入型クラウドファンディングに分類されます。

主に、食べ物などの商品やセミナーなどのサービス、
地域活性イベントなどを紹介する目的で
プロジェクトが行われます。

プロジェクト実行者側のメリット

  • 従来の融資よりも手軽で、比較的短期間での資金調達ができる
  • 商品やサービスの宣伝効果が見込め、認知度が上がる
  • 試供段階でのテストマーケティングとして利用できる
  • 支援者からのフィードバックを得ることで、早い段階で反映できる

支援者側のメリット

  • プラットフォーム運営会社による審査があり、透明性のある安全な仕組みである
  • モニター価格や初回限定サービスなど、先行者利益が大きい
  • 提供者の情報が事前にわかることで、プロジェクトを通じてコミュニケーションをとれる

寄付型クラウドファディングのメリット

クラウドファンディングの認知度が上がり、
寄付型クラウドファンディングのプロジェクト数も増えています。

プロジェクト実行者側のメリット

  • 社会貢献活動に理解がある人とつながりやすい
  • 複数の支援を集めれば、行政レベルの大規模な活動も可能になる

支援者側のメリット

  • 自分が関心のある社会問題活動に協力できる
  • 一人では参加困難な活動でも少額から間接的に支援できる
  • 同じ目的意識や価値観の人との交流を始められる

寄付型クラウドファンディングのメリットとしては、
「社会をよりよくしたい」という社会貢献したい人
クラウドファンディングを活用して、さまざまな活動成果を上げています。

For Good のようなプラットフォーム運営会社が増えると
実行者、支援者だけでなく、
社会全体にとっても、メリットが大きくなるでしょう。

投資型クラウドファンディングのメリット

投資型クラウドファンディングも徐々に増えています。

プロジェクト実行者側のメリット

  • 複数の融資先から支援が受けられる
  • 他の資金調達手段よりも短期間で調達できる

支援者側のメリット

  • 新しい投資機会ができる
  • 同時にいくつもの事業の育成へ貢献する機会が増える
  • 事前情報に透明性があり、確実に利益が出せる投資先に出資できる

投資型クラウドファンディングのメリットは、
今後さらにプロジェクト数が増えていく中で、
増えていくと思います。

成功したプロジェクトから見たクラウドファンディングのメリット

スバキリ商店がプロデュースして、
目標達成した成功プロジェクト実行者のインタビューから、
クラウドファンディングのメリットを分析します。

インタビュー記事の一覧はコチラから

成功例①映画監督の場合

インタビュー記事を読んでいただくと分かるのですが、

映画製作などの作品制作は、
クラウドファンディングのメリットを
最大限に受け取れるプロジェクトです

https://subakiri.net/%e3%80%8c%e5%bf%9c%e6%8f%b4%e3%81%97%e3%81%a6%e3%82%82%e3%82%89%e3%81%a3%e3%81%9f%e3%81%8b%e3%82%89%e3%80%81%e3%82%b4%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%81%be%e3%81%a7%e3%81%9f%e3%81%a9%e3%82%8a%e7%9d%80%e3%81%8f/

インタビューからみえる実行者のメリット

今回のプロジェクトでの実行者最大のメリットは

帰国して間もないゼロの状況で、お金と人の両方が集まってきたという点

  • 映画製作の費用が集まる
  • 映画製作を応援してくれるファンが明確になる
  • 自分の今やるべきことが明確化する
  • 映画のテーマである当事者へSNSで届く
  • 映画公開時の動員数が予測できる
  • プロジェクト終了後も上映を希望する声が全国から集まっている

映画製作を応援した支援者のメリット

では、支援者側ではどうなのかというと

  • 映画製作の現場をリアルタイムで知ることが出来る
  • いち早く、作品のファンになれる
  • 映画作りに自分も参加している実感がある
  • 制作者(実行者)とコミュニケーションが取れる

自主制作での映画や演劇などの表現活動をしている人は、
クラウドファンディングのメリットをぜひ一度、実感してほしいですね。

成功例②経営者向けビジネス寺子屋の場合

ビジネスを新しく立ち上げる上でも、
クラウドファンディングのメリットがありました。

https://subakiri.net/%e7%b5%8c%e5%96%b6%e5%af%ba%e5%ad%90%e5%b1%8b-tk-terakoya/

インタビューからみえる実行者のメリット

このプロジェクトで実行者が得た最も大きなリターンは

自分の活動を後押しされて自信がついたという点。

  • 支援を受けることで事業を拡大していく自信が付いた
  • 利用者が増え、事業が全国規模へ拡大した
  • 自分と同じ理想を追いかける仲間が増えた

経営寺子屋を支援した人のメリット

  • ビジネスについて学べる本が手に入る
  • 経営寺子屋で独立起業を目指す仲間に出逢える
  • 経営寺子屋を介して人や仕事のつながりが拡がる

ビジネスを始める、拡げる時にも
クラウドファンディングのメリットはたくさんあるようです。

成功例③花火大会の場合

子どもたちの笑顔をみたい!

そんな地元を愛するPTA会長(当時)が挑戦した花火大会開催プロジェクト。

https://subakiri.net/smile/

インタビューからみえる実行者のメリット

このプロジェクトでの最大のメリットは、

プロジェクトを行うことで結果、地域振興にもなったという点

 

花火大会というイベントのクラウドファンディングを通して、
実行者支援者だけでなく

地域にもメリットがあるように

という実行者の想いが支援にも繋がったのでしょう。

実行者ご自身が
クラウドファンディングで得たメリットは
以下の通りです。

  • 花火を企画することで地元の新聞に2回掲載される
  • 大好きな十勝の良さをアピールできる機会になる
  • 子供たちに思い出を届けて、みんなに感謝された
  • 仕事とは関係ないのに、結果、仕事にも繋がった

 

花火大会を支援した人のメリット

  • 十勝産の美味しい食材がリターン品で手に入る
  • 遠くの地域が身近に感じられる
  • 子どもたちが喜ぶ手伝いができる
  • 社会貢献をすることができる

地域振興や子どもたちに関する活動こそ、
クラウドファンディングのメリットが
三方良しな形で上手く活用できれば、
みんなが笑顔になると思います。

その他にも、クラウドファンディングのメリットを実感できる素敵なエピソードがたくさんございます。
ぜひ、過去のプロジェクトオーナーさんたちのインタビュー記事もご覧ください。

まとめ クラウドファンディングは実行者支援者の両方にメリット大である

今回も、ここまでお読みくださり
ありがとうございます!

クラウドファンディングのメリットは、
プロジェクトを実行する側にも
支援をする側にも

どちらにとってもメリットが大きい

ということがおわかりいただけたでしょうか?

もう一度、おさらいしておきましょう。

★実行者にとってのクラウドファンディングのメリット

  1. 資金調達が短期間で手軽にできる
  2. リアルなフィードバックを得られる
  3. 支援者(消費者)と直接コミュニケーションがとれる
  4. クラウドファンディングで社会とつながる

★支援者にとってのクラウドファンディングのメリット

  1. 魅力的なリターンを得られる
  2. 支援をして人の役に立てる
  3. 実行者(生産者)と直接コミュニケーションがとれる
  4. クラウドファンディングで社会とつながる

あれ、1と2以外は、実行者も支援者も同じですね。

お互いにメリットが同じであれば、
たくさんの人がクラウドファンディングを利用するのも
納得できます。

クラウドファンディングは

応援が支援という形になる資金調達である。

つまり

相手も自分も喜ばせる資金調達方法である

これこそ、クラウドファンディングのメリットそのものかもしれません。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

関連記事 クラウドファンディングのデメリット

クラウドファンディングのデメリットについて解説した記事は以下よりご確認ください。

【クラウドファンディングのデメリットを知る!】

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普段、プロジェクト実行者とのやり取りをしている
ディレクターという役割の彼女が、
どういう思いでクラウドファンディングに挑戦しているか。

クラウドファンディングを検討中の人にとって、
とても参考になるプロジェクトページです。

https://subakiri.net/hide0628/

外部広報の紹介記事と合わせて、ぜひご一読ください。

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