【個人向け】クラウドファンディング成功の秘訣！やり方と注意点を徹底解説！

クラウドファンディングは、アイデアやプロジェクトを実現するための有効な資金調達方法です。しかし、個人で成功させるためには、適切な準備と戦略が必要になります。

個人がクラウドファンディングを成功させるための具体的な方法や注意点について解説します。

【基本知識】クラウドファンディングとは？
個人でクラウドファンディングを成功させる4つの掟
個人プロジェクトのクラウドファンディング成功事例　3選
まとめ　クラウドファンディングは個人こそ挑戦して活用するべし
1人では実行する自信がないなら、スバキリ商店へ！

【基本知識】クラウドファンディングとは？

クラウドファンディングは、不特定多数の人からインターネットを通じて資金を集める仕組みです。

個人でもプロジェクトを立ち上げることが可能で、以下の種類があります。

購入型：支援者に対して商品やサービスを見返りに提供する
寄付型：見返りなしで資金を募る
投資型：不動産や金融商品で金銭的リターンを得る

寄付型、投資型についての詳しい解説については、以下をご確認ください。

寄付型クラウドファンディングとは？成功事例や社会問題解決要素まで徹底的解説！

寄付型クラウドファンディングとは何か？社会問題を解決する資金調達手段として注目される寄付型クラウドファンディング。メリットデメリットから税金のこと、プラットフォーム選びまでわかりやすく解説します。寄付型クラウドファンディングの成功事例や社会問題解決プロェクト実例まで具体的に紹介！

投資型クラウドファンディングとは？主な特徴から税金関連まで基礎知識を徹底解説！

投資型クラウドファンディングとは何か？不動産や金融商品への新しい投資の手段として注目されている一方、種類など、専門的な情報が多くて複雑な投資型クラウドファンディングについて、初心者でもわかりやすく解説します。フィンテックの意味から、金融商品取引法関連、メリットデメリットまで基礎知識をまるっと網羅！投資に興味がある人、必見です！

個人でクラウドファンディングを成功させる4つの掟

個人でクラウドファンディングを実行して、成功するには4つの掟があります。多くの場合、全ての掟を正しく守らなかったプロジェクトが支援を集められず、目標額未達に終わります。

成功するために絶対守るべき4つの掟について、詳しく解説します。

1. 応援したくなる共感ストーリーを伝える

クラウドファンディング成功に最も重要な掟は、プロジェクトへの共感を生むストーリーを伝えることです。

支援者は「プロジェクトを支援するべきか？」を判断するため、プロジェクトを実行する目的や動機を知りたがっています。

以下のポイントを押さえたストーリーを作成しましょう。

プロジェクトに挑戦する背景と目的を明確にする
実現に向けた実行者自身の経験や想いを伝える
どのような社会的価値があるかを示す

これらのストーリーをプロジェクトページで伝えることで、ページを見てくれた人が興味関心を持ち、「何か応援できることはあるかな？」と支援したくなる行動喚起となります。

2. 適切なクラウドファンディングプラットフォームを選ぶ

クラウドファンディングの成功には、どのプラットフォームを利用するかも大きく影響します。

国内には多くのプラットフォームがありますが、個人向けプロジェクト実行におすすめのものは、以下の5つです。

CAMPFIRE：日本最大級で全てのジャンルに対応
Makuake：新商品開発・販売向け
Kibidango；ゲームやデジタル系ガジェット向け
MotionGallery: クリエイティブ系プロジェクト向け
READYFOR：社会貢献型のプロジェクトに強い

5つのプラットフォームを比較した記事もありますので、各プラットフォームの特徴など詳しくはそちらをご参考ください。

【2025年最新版】個人向けクラウドファンディング5大プラットフォーム完全比較　

個人や小規模団体向けのクラウドファンディング主要プラットフォーム5社について、特性、手数料、支援者層の3つから徹底比較します。

3. 喜ばれるリターンを工夫する

特に、購入型でのプロジェクト実行の場合、支援者が「支援したらこんな見返りがあるんだ！」と喜ばれ、思わず支援したくなる魅力的なリターンを用意する工夫が重要です。

リターンなしで支援を集める寄付型でのプロジェクト実行の場合は、支援者が「世のため人のために役立つことが出来た！」という社会貢献をした精神的満足度をしっかりと感じられるような活動報告や支援が役立った具体的な証拠を共有するなどの情報共有が重要となります。

支援者にとって、支援をすることで満足できるリターンを複数用意することで、資金調達の成功率が上がります。リターン設計での工夫としては、以下のような点ができるでしょう。

価格帯別に設定（例：1,000円、5,000円、10,000円、30000円、50000円以上）
支援者限定の特典（例：限定グッズ、サンクスレター）
体験型リターン（例：完成品の試用、イベント招待）

リターンの相場や価格帯設定については、以下をご参考ください。

【2025年最新】クラウドファンディングのリターン相場完全ガイド　Q&A付

クラウドファンディングのリターンについて、価格帯の相場や成功事例のリターン具体例について解説していきます。

個人がクラウドファンディングで成功するためのリターン設計黄金バランスとは

個人でクラウドファンディングに挑戦し、成功するために重要なこと。それは、4つのバランスが取れたリターン設計を行うことです。特に個人で実行する前に知っておくべき基本的な部分から、目標金額設定のコツまで、バランスの良いプロジェクトとは何かという視点から解説します。

リターン設計全般については、こちらの記事で詳しく解説しています。

成功するクラウドファンディングのリターン設計解説|支援額100万超事例とQ&A付

クラウドファンディングで成功するには、見返りとなる魅力的なリターンが必要不可欠。どんなリターンが支援されるのか？本当に支援されるリターン設計に必要な4大原則と6つのポイントを詳しく解説。 100万円以上支援されたスバキリ商店プロデュースのクラウドファンディングプロジェクト5件の成功リターン内容や実例付のQ&Aもお見逃しなく！

4. プロモーション（告知活動）を積極的に行う

成功するために絶対に守るべき掟として、積極的な告知活動をすることがあります。どんなに共感できるストーリーや喜ばれるリターンを用意しても、プロジェクトページを見てもらわないと、支援はされません。

クラウドファンディングの成功には、多くの人にプロジェクトを知ってもらうことが重要です。プロモーションに活用できるのは、リアルとオンラインでそれぞれ方法が違います。

リアルでのプロモーション＝友人知人や関係者を巻き込む
オンライン上でのプロモーション＝各種 SNS や個人ブログでの情報発信

リアルでの告知活動としては、直接会って協力をお願いすることや電話、手書きの手紙などのアナログな手段があります。面倒だと思うかもしれませんが、手間暇をかけることで強い印象が与えられます。手軽な一斉送信的なメールよりも、実行者の熱意を感じる人も多いです。

オンライン上では、自分を知らない人が見る可能性をわかったうえで、告知を行いましょう。SNS 投稿では、利用する SNS の特性によって、10秒以内のショート動画や画像、音声などを使い分けることも大切です。

告知は、繰り返し何度も伝え続けることが基本。特に、プロジェクトページを全体公開する直前は、毎日コツコツ根気よくプロジェクトの紹介をしたり、支援してくれた人への感謝を伝えるなどの工夫をしながら、わかりやすく伝わる発信を心がけましょう。

SNS を活用したプロジェクトの告知活動については、以下に詳しくまとめています。

クラウドファンディングでのSNS活用術　支援者に届く発信に必要な3つの役割とは

クラウドファンディングで成功するために必要な SNS の活用術とは？ SNS の持つ3つの重要な役割や、主要SNS 5つの特性を再確認。

個人プロジェクトのクラウドファンディング成功事例　3選

個人でも100万円以上支援を集めることが出来る！成功したクラウドファンディングの個人プロジェクト事例を3つ紹介します。

主婦でもやればできる！書道家の海外遠征費プロジェクト

4人の子どもを育てながら、書道家として活動する主婦が海外遠征費の支援を集めた成功事例です。

書道家蘭鳳、海外へ！ロンドン&ベトナムに挑戦します！

7月にロンドン、11月にベトナム、海外２カ国での出展が決定！はじめての海外イベントに挑戦します。現地でのパフォーマンスや文化交流を体験し、チャレンジする人を応援するアーティストとして、挑戦の輪を循環させていきます。

実は、このプロジェクト実行者は、スバキリ商店のプロジェクトディレクターを務めています。

私が目指すのは、誰もが生きやすくなる『居場所』をつくること

我がスバキリ一味チームの連携の場、ディスコード。そこで飛び交う素早い反応。自分が抱えているプロジェクト以外でも、気がついたところはコメントサポート。不慣れなメンバーをサポートし、自分の気づき限定noteにまとめ上げて一味メンバーにシェアする...

プロジェクトページでは、「夏休み期間なのに、10日間も家を留守にすること」への葛藤を持つ1人の母親としての率直な気持ちが全面的に表現されています。

「主婦だから」「母親なのに」という言葉で、遠慮したり自分に我慢をさせている全女性に、一度読んでいただきたいプロジェクトページです。

彼女の包み隠さない本音が、多くの人から共感を集めた結果、イギリスとベトナムへの渡航費50万円の2倍となる112万円の支援を集めることが出来ました。

趣味を極めた！個人DIYから生まれた木製スピーカープロジェクト

音にこだわり抜いた究極のスピーカーをDIYで生み出した個人プロジェクトを紹介します。

【OPUS3】音の常識を変革するスピーカー「音を耳ではなく、体で感じてほしい」

OPUS3は音楽や映画鑑賞の常識を変革するスピーカー。ギターのような木製ボディから生まれる音はとてもやわらかく、音圧が体を優しく刺激します。普通のスピーカーには出せない20hz以下の低音域もカバー。このピュアな音と胸の奥まで届く音圧を体験すると、普段皆さんが聞いている音の世界には戻れなくなるはずです

この木製スピーカープロジェクトは、初回から3回の進化を遂げています。

大迫力でラグジュアリーな音の空間に包まれる新感覚のスピーカー【OPUS4】登場！

スピーカーの正解は「フルレンジ一発」。たった一つのユニットだけで超重低音から超高音域を再現するスピーカー「OPUS」。前回製作した「OPUS３」をさらにパワーアップさせた「OPUS4」を完成させました！「OPUS４」がつくる音の空間はご自宅で楽しむエンターテインメントの概念をすべて塗り替えます！！

音の広がりを豊かに感じられるスピーカー「d.Dome1」登場！

独自の「ファンネル・ドーム」構造で、コンパクトながら超重低音とクリアな音質を両立。大音量でも隣の人と会話ができる革新設計で、音楽や映画を妨げず楽しめる。自然素材と音響技術の融合が生んだ、新次元のスピーカー「d.Dome1」を体感ください！

実行者の職業は、なんとイタリアンのシェフ！20代の頃にオーディオブームを体験しスピーカーづくりに挑戦。その後、還暦を機に、再びスピーカーを15年以上作り続けている70代男性です。

ファーストモデル OPU3 は、500万円超え。続く、OPU4 プロジェクトでは、約388万円。2024年に完成した最新スピーカー「d.Dome1」では、110万円超えと、趣味が高じたスピーカープロジェクトは、多くの支援を集め続けています。

たとえ趣味の世界であっても、ニッチであればあるほど、共感者を集め、プロジェクトを応援してもらえるのです。

自分の幸せになった経験を伝える個人出版プロジェクト

個人プロジェクトで挑戦されやすいジャンルのひとつ、個人出版のプロジェクト成功事例も紹介します。

出版を通して「相談すること」は心と思考(志向)の整理だと伝えたい

「幸せ」は、いつもの思考パターンや捉え方を変えることで得られます。その第一歩が「人に悩みや弱みを打ち明ける」こと。長年人を信じられず何もかもうまくいかなかった私が、どうして今幸せになれたのか。その経験と考えを書籍にします！

クラウドファンディングと個人出版は、とても相性が良いです。本屋で並ぶ商業出版には、有名人だったり、その道の第一人者だったりというハードルがありますが、クラウドファンディングを活用すれば、どんな人でも出版プロジェクトを実行することが出来ます。

このプロジェクトは、3000人のカウンセリング経験を持つセラピストが、自分の体験から導き出した幸せになる考え方を紹介する書籍を電子と紙の両方で出版し、「相談することの重要性」を伝えるという目的で実行されました。悩みを抱える人の背中を押すメッセージが共感を得て、124万円の支援を集める結果となっています。

実際、電子書籍だけの出版であれば、100万円まで必要はありません。クラウドファンディングのプロジェクト自体は、10万円前後から実行することが出来ます。

自分の体験したことを、誰かの役に立てたい。でも、商品とかサービスを作るほどじゃない。そういう人には、クラウドファンディングを活用した出版プロジェクトに挑戦するのも、おすすめです。

上記以外にも、個人での成功事例はたくさんあります。スバキリ商店でプロデュースした累計1300件のうちから、48プロジェクトを紹介したまとめ記事は、こちらからどうぞ。