クラウドファンディングのプロデューサースバキリです!
僕が代表を務めるスバキリ商店株式会社では1日1件以上のクラウドファンディングをプロデュースしています。
多くのクラウドファンディングをプロデュースしていると、様々なご質問をいただきますが、よくある質問の1つがリターン(お返し)について。
リターン1つとっても効果的な出し方があるので、今回は3つのポイントに絞って紹介します!
クラウドファンディングの効果的なリターン
クラウドファンディングで効果的な3つのリターンは以下の通り。
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商品に入ってもらう
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スポンサーを募る
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仲間を募る
クラウドファンディングが終わった後も、しっかり商品やサービスのファンになってもらうために必要な3つのリターンを具体例を交えて解説していきます。
自分が出したい商品に入ってもらう
僕自身が143万円の支援をいただき、達成することができた本の出版についてのクラウドファンディング。
このリターンの1つに「1,000円であなたの夢や目標が本に掲載される権利」を設けました。
この場合、
本(=自分が出したい商品)に入ってもらう(=夢や目標を掲載する)
リターンとなります。
このリターンには37人の方が支援してくださって、皆さん本を購入してくださったのですが、中には10冊以上購入して他の人に配布してくださる人もいました。
商品に入ることで、その人自身も自分ごとで商品を紹介してくださるという好循環が生まれます。
僕がオリジナルレトルトカレーのクラウドファンディングを実施した際、企業名を掲載する権利をリターンに出したのですが、結果としてスポンサー企業の方々が取引先にカレーを配ってくださるという動きもありました。
スポンサーを募る
続いての事例は、福井県のうお吟さんのクラウドファンディングで出した「割烹着に企業名を載せます」という10万円のリターン。
地元福井県の企業2社が支援してくださったのですが、オーナーの谷口さんによると、スポンサーに入ってくれた企業さんがよくお店に利用してくださるそうで、取引先のお客さんも一緒に来店してくださることもあるとのことでした。
僕の経験上、スポンサーになった企業さんはお店や商品の常連になることが多いです。
以前、フィットネスジムのクラウドファンディングでスポンサーを壁に掲載するリターンを出したのですが、そのスポンサーになった企業の従業員さんが複数人ジムの会員さんになり、Instagramでスポンサーになっていることを投稿してくれているという事例もありました。
仲間を募る
最後の事例は、栃木県日光市のせりざわ村でキャンプ場を作りたいというクラウドファンディングの「キャンプ場の開拓者になれる権利」リターンです。
通常、キャンプ場の開拓のためには業者にお金を払わないといけませんが、せりざわ村キャンプ場ではリターンに支援した17人の方がお金を払って開拓をしに来てくれるので、0円で開拓できています。
僕自身もイベントスペース制作の際、そのスペースをDIYで作ることができる権利をリターンにしたのですが、申し込んで一緒にDIYしたメンバーはイベントによく参加してくださっています。
クラウドファンディングはリターンでファンを作る
ここまで紹介した3つのリターンとその事例から気づいたとは思いますが、クラウドファンディングではファンを作ることをイメージしたリターンがとても大切です。
ただ、物を売るだけでなく、ファンを作っていくということに重きを置いてリターンを出すことで、クラウドファンディングが終わってからも商品やサービスを気にかけてくれるファンを増やすことができますよ。