クラウドファンディングをすると発生する、
プラットフォーム運営会社への手数料。
出来るだけ安く済ませたいけど、
一体どのプラットフォームがベストなのか。
クラウドファンディングの種類別に、
手数料とサービス内容を
ひと目でわかる一覧にまとめました。
手数料が発生する理由も解説します。
なぜクラウドファンディングに手数料がかかるのか?
なぜクラウドファンディングに手数料がかかるのか?
それは、クラウドファンディングが
プラットフォームという
インターネット上のシステムを利用して実行されるからです。
手数料とは、どんな時に支払うでしょうか?
手数料=特定のサービスを利用するときに発生する料金
一番身近な手数料でいうと、銀行での手数料。
土日祝日などの営業時間外にお金を引き出したり、
別の銀行口座へ振り込みをしたりするときに
銀行へ手数料の支払いが発生しますよね。
クラウドファンディングの手数料=プラットフォームのサービス利用料金
私たちが、クラウドファンディングを支援したり
クラウドファンディングを立ち上げたりできるのは、
プラットフォーム運営会社がシステムを作って
私たちに提供してくれているからです。
これはすべてのクラウドファンディングプラットフォームに共通しています。
ここをまず、大前提とした上で、手数料について解説していきます。
【基本】クラウドファンディングの手数料について
それでは、クラウドファンディングの手数料について、基本的部分から解説していきます。
クラウドファンディングで発生する手数料は2種類あります。
- クラウドファンディングで資金調達したとき(システム利用料&入金手数料)
- クラウドファンディングで支援したとき(システム利用料)
この項目では、主に
クラウドファンディングを実行して
資金調達する場合の手数料について
解説していきます。
手数料の平均額はどのくらい?
クラウドファンディングを実行した場合の手数料は、
調達資金の約9~20%が相場。
支援した場合は、だいたい220円〜500円程度です。
例)100万円調達した場合の手数料
クラウドファンディングを実行して100万円の資金調達ができた場合、
幾らくらいの手数料が発生するのか?
調達資金の10〜22%ということは、
10~22万円がプラットフォームへの手数料となります。
90万円と78万円だと、12万円も違うなぁ
12万円も違うと、いろいろ考えなくちゃいけないかも
手数料の支払いが発生するタイミングはいつ?
クラウドファンディングを行なった場合の手数料は、
実行者と支援者で、支払うタイミングが違います。
クラウドファンディングを実行した場合の手数料はいつ支払う?
クラウドファンディングを実行した場合、
手数料を支払うタイミングは、調達資金が振り込まれる時です。
プラットフォームの利用手数料は調達した資金から差し引かれる場合が大半です。
クラウドファンディングの準備段階では、
手数料はかかりません。
もし、100万円資金調達できた場合、
プラットフォームの手数料が調達した金額の15%なら、
1,000,000 × 0.15 = 150,000
1,000,000 – 150,000 = 850,000
100万円から15万円差し引かれた
85万円が実行者の銀行口座へ入金される
という流れになります。
クラウドファンディングを支援した時の手数料はいつ払う?
クラウドファンディングを支援した場合、
支援した金額を支払う時に
システム利用料として手数料が加算されてます。
【全33社・種類別】クラウドファンディング手数料&サービス内容比較
ここからは、クラウドファンディングのプラットフォーム各社の手数料と
どんなサービスを提供しているのかを比較していきます。
購入型と寄付型では、実行者と支援者の利用手数料について、
投資型については、投資をする際の手数料についてまとめています。
購入型クラウドファンディングの手数料&サービス内容10選
購入型クラウドファンディングに特化した
主なクラウドファンディングプラットフォーム10サイトの
プラットフォーム利用手数料の目安を一目で比較できるようにまとめました。
プラットフォームの規定により、消費税が別途加算される場合があります。
また、同じプラットフォームでも
プランやプロジェクトの方式によって、手数料とサービス内容が変わってきます。
各プラットフォームの説明は、以下になります。
CAMPFIRE(キャンプファイヤー)
CAMPFIREは、国内最大の支援総額、支援者数、プロジェクト成立件数を誇るプラットフォームです。
音楽やアート、プロダクト、写真、映画などオールジャンルで多くの実績があります。
寄付型、投資型では、それぞれ別のプラットフォームを運営し、
クラウドファンディングに関する多方面での事業を展開しています。
手数料17%(入金手数料含む、成功報酬という位置づけ) | 消費税は別途発生 |
プロジェクト公開終了月の月末締め、翌月末支援金入金。
支援金の入金時に、
調達資金から成功報酬として
手数料17%に消費税を加算した金額を
差し引いた残額が振り込まれる形で、手数料を受領しています。
100万円集まった場合なら、手数料17万円に消費税10%が加算された
18.7万円を差し引かれた、81.3万円が入金されるということです。
手数料については、次のような特例も用意されています。
- エンタメ系プロジェクト(支援者と実行者で手数料を相互負担できる)
- 非営利団体向けプロジェクト12%
リターン品の消費税はすべて内税方式と規定。税込み価格表示扱い。
支援者側のシステム利用手数料は、以下の通りです。
- 支援金額が1万円未満の場合:228円+消費税22円
- 支援金額が1万円以上の場合:支援金額の2.27%+消費税
支援者に対して、リターン未履行に対する独自の保証制度があります。
Makuake(マクアケ)
Makuakeは、「アタラシイものや体験の応援購入サービス」を標榜する、
先行販売サービスのECプラットフォームです。
サイバーエージェント社の社内事業から分社化した経緯があります。
手数料 20% (掲載に対する成果報酬という位置づけ、入金手数料含む) | 手数料は消費税込み |
プロジェクト公開終了月の翌月25日に
実行者へ調達資金が入金される際に
調達金額から手数料20%が差し引かれた残金を振り込まれます。
100万円集まった場合、手数料20万円差し引かれた
80万円が受け取れるということです。
支援する際は『安心システム利用料』が発生する。
この利用手数料は、
主にサイト環境の整備費用として運用する
と、Makuakeサイト内で説明されています。
- 応援購入金額(送料・税込)に対し、一律2.2%(税抜)★小数点以下は四捨五入
支援者に対する独自のリターン保証制度もあります。
GREEN FUNDING(グリーンファンディング)
GREENFUNDINGは、レンタルビデオ「TSUTAYA」で有名な
企画会社CCCが運営しているプラットフォームです。
家電製品や身の回り品など、プロダクト系やガジェット系がメインプロジェクトに多いです。
プロジェクトの実施方法によって、手数料などの必要経費が大きく変わります。
Standard スタンダードプラン | 手数料 20% (決済手数料と消費税含む) | 初期費用 なし |
Partner パートナープラン | 手数料 13% (決済手数料と消費税含む) | 初期費用 1,300,000円(税抜) |
どちらのプランも、オプションサービスとして、以下のサービスがあります。
- 蔦屋家電+ にて展示
- レビュー動画制作
蔦屋家電や蔦屋書店との連動した告知活動をできることは大きな強みと言えます。
支援する場合は、支援金の決済時に以下の手数料が発生します。
- システム利用料 220円(税込)
- 事務局手数料 220円(税込)
プロジェクトが不成立の場合、システム利用料及び事務局手数料は返金されます。
MotionGallery(モーションギャラリー)
MotionGalleryは、映画やアート、ゲーム、音楽、書籍、写真など
創作活動を中心としたプロジェクトが多いプラットフォームです。
アメリカのプラットフォーム「IndieGoGo」と提携しており、日米同時にプロジェクト公開も可能。
最短でプロジェクトを申請した日の翌日からプロジェクトを公開することが可能です。
目標額以上達成の場合 | 手数料 10%(決済手数料含む) | 消費税は別途発生 |
目標額未達成でAll-in方式の場合 | 手数料 20%(決済手数料含む) | 消費税は別途発生 |
目標額を達成した状況で、
100万円集まった場合の手数料10万円
目標額に届かなくてAll-in方式の場合なら、
100万円集まった場合の手数料20万円
同じプラットフォームでも、大きな差が出ますね。
支援する場合の手数料が発生しないことも、大きな特徴です。
Kibidango(きびだんご)
Kibidangoは、ゲーム、ものづくり、プロダクト系中心のプラットフォームです。
クラウドファンディングに成功した製品を販売する公式ECのKibidango Storeも運営しています。
手数料 10% | 消費税は別途発生する |
楽天ペイ利用の場合 手数料14% | 消費税は別途発生する |
プロジェクトの実施は、All-or‐Nothing形式のみ。
目標額を達成したら、プロジェクトの成立と資金調達が可能となります。
目標額を達成して、100万円集まった場合、
楽天ペイでの支援が0円なら、
手数料10万円と消費税で合計11万円が差し引かれますが、
楽天ペイでの支援が含まれる場合、楽天ペイ決済分の手数料が4%ほど上乗せとなるということです。
募集期間中に目標達成した場合、
追加募集の目標金額設定時(ストレッチゴール)に、
「よくばりチャレンジ」という
リターン価格が20%割引となる独自の制度があります。
自社でもクラウドファンディングを常時実施しているため、
独自のノウハウを持っていることが強みです。
GREENFUNDING との同時掲載も可能という取り組みもあります。
ENjiNE(エンジン)
ENjiNEは、ものづくり、ガジェット、プロダクト系が主なプロジェクトのプラットフォームです。
達成率の高さや支援金額の高さが他社との大きな違いとしてあげられます。
プロジェクト支援・商品販売の販売成約手数料15%(決済手数料別で発生) | 消費税は別途発生 |
決済手数料の比率が公開されていないので、
仮に決済手数料5%で計算すると、実質は手数料約20%に消費税が加算されることになります。
100万円集まった場合、
手数料15万円、決済手数料が約5万円で概算20万円に消費税を加えて、
約22万円をプラットフォーム側へ支払うことになります。
ENjiNEは、SaaS(月額課金)型で構築できる
企業や団体向けクラウドファンディングポータルサイトを運営しています。
具体的な事例として、「PICTURE BOOK」があります。
このポータルサイトは、
絵本作家であり、漫才師であるキングコングの西野亮廣さんが
自身の会社事業に関するクラウドファンディングプロジェクトを実施しています。
LINEとの共同運営なので、LINEを利用したプロジェクトの告知が可能です。
日本経済新聞社のECに出店できるサービスもあります。
過去プロジェクトの製品などを取り扱う公式ECもあります。
BOOSTER(ブースター)
BOOSTERは、商業施設を全国に展開するPARCO(パルコ)とCAMPFIREの共同運営プラットフォームです。
PARCOとの商品開発が出来るプランもあります。
忙しい人や小さなチームでもクラウドファンディングを実施できるように、
3つの実行プランが用意されています。
ベーシックプラン | 手数料 17%(サイト利用料12%+決済手数料5%) | 消費税は別途発生 |
バリュープラン | 手数料 17% *200万円以上達成すると、手数料10% |
消費税は別途発生 |
フルサポートプラン | 手数料 20%(サイト利用料15%+決済手数料5%) | 消費税は別途発生 |
フルサポートプランの場合、
専任担当者によるスケジュール管理や戦略アドバイスなどが受けられます。
muevo(ミュエボ)
muevoは、音楽に関係するプロジェクトのみ掲載可能なプラットフォームです。
音楽活動に関するあらゆるプロジェクトが掲載されています。
プロジェクトが成立した場合、プロジェクト終了月の翌々月末日に調達した資金が入金されます。
手数料 20%(決済手数料とコンサルティング費用込み) | 消費税は別途発生 |
100万円集まった場合、
プロジェクト公開終了後の2か月後に
手数料20万円と消費税10%で22万円が差し引かれた
78万円が入金されることになります。
muevoでは、キャンペーンという呼び方で、
3種類の方式でプロジェクトの実施が出来ます。
- All-or‐Nothing方式 目標額に達成したらプロジェクト成立
- Flexible方式 目標額未達でも、集まった支援額でプロジェクト成立。All-in方式と同じ。
- Pre-order方式 目標額を設定しない、特典付き先行予約販売形式。
音楽関連の専門スタッフによるサポート体制がされるので、
プロを目指している人の登竜門としても活用できそうです。
先行予約専門の販売サイト「FUKAKACHI」も運営されています。
ACT NOW(アクトナウ)
ACT NOWは、北海道に運営会社がある地域活性を主軸としたプラットフォームです。
プロジェクトが成立した場合、
募集期間終了日から14営業日を目途に
支援金額の支払い手続が開始という早い決済対応です。
「EZOポイント」という、
北海道内500店舗以上の提携店で使えるカード
「EZOCA(エゾカ)」で貯めることができるポイントでの支援も可能です。
手数料10%(決済手数料含む) | 消費税は別途発生 |
100万円集まった場合、
手数料10万円と消費税10%で11万円をプラットフォーム側へ支払います。
プロジェクト実行者をアクター、
支援者をオーディエンス、という独自の呼び方で表現しています。
フリーゴール制度と呼ばれる、目標額未設定のAll-in方式でのプロジェクト実施が出来ます。
月額支援型のファンクラブ運営も可能です。
WARAKADO広場(わらかどひろば)
WARAKADO広場は、りそなグループである、みらいリーナルパートナーズが
ENjiNEと共同運営しているプラットフォームです。
関西みらい銀行、または、みなと銀行と取引のある企業のみプロジェクト公開可能です。
実行者に条件があるため、2024年7月時点でHP上では手数料非公開。
ここでは参考として、共同運営のENjiNEと同額で表示します。
プロジェクト支援・商品販売の販売成約手数料15%(決済手数料別で発生) | 消費税は別途発生 |
決済手数料を5%で計算すると、実質約20%+消費税となります。
また、決済代行会社の初回審査時には、
審査結果の可否に関わらず、審査手数料 2,000円(税別)が必要となります。
購入型&寄付型クラウドファンディングの手数料&サービス内容5選
購入型と寄付型の両方を運営しているプラットフォーム5つを紹介します。
1つは、2023年にサービス終了しています。
残り4つのうち、3つが手数料をプラットフォーム上に公開しているため、
一覧は3つのプラットフォームで作成しています。
READYFOR(レディーフォー)
READYFORは、寄付型を中心とした、社会問題解決プロジェクトを多く取り扱うプラットフォームです。
特に、社会貢献や地域活性化を目的としたプロジェクトに特化しています。
リターン品を用意するプロジェクトが多いので、
購入型の性質を兼ね備えたプラットフォームになります。
リターン品がないプロジェクトを「寄付金控除型」として実行できる独自制度があります。
ベーシックプラン | 手数料14%(運営手数料9%&決済手数料5%) | 消費税は別途発生する |
集まった支援金は、プロジェクトの終了した翌々月10日に入金されます。
7月にプロジェクトが終了し100万円集まった場合、
プロジェクト終了した月の2か月後、9月10日に
手数料14万円に消費税を加算した15.4万円を差し引いた
84.6万円が振り込まれます。
早期振込オプションを選ぶと、支援募集終了日の翌週第3営業日に振込まれます。
その他にも、追加で以下のプランが選べます。
- サポートプラン 担当者から個別のアドバイスが送られてくるプラン
- コンサルティングプラン 各ジャンルに特化した専門チームが、戦略設計や伴走支援するプラン
支援をした場合、支援者システム利用料が発生します。
1支援につき220円(税込)が、支援を決済する際に加算されます。
good morning(グッドモーニング)
CAMPFIREが運営していた社会問題解決プロジェクトに特化したプラットフォームです。
2023年10月11日をもって、新規プロジェクトの受付を終了し、
2024年1月31日ですべてのプロジェクト募集期間が終了しています。
現在は、CAMPFIREforsocialgoodにて、
手数料0円の寄付型クラウドファンディングを実施しています。
詳しくは、寄付型クラウドファンディングの項目でご確認ください。
A-port+(エーポートプラス)朝日新聞運営
A-port+は、朝日新聞社が運営するプラットフォームです。
前身のA-portから変更し、現在はアスリート支援中心のプラットフォームとなっています。
公式ページ上では、
プロジェクトの募集項目がなく、
掲載方法などは直接問い合わせのみとなっています。
academist(アカデミスト)
academistは、研究者向けの学術研究や歴史保存などの資金調達を目的としたプラットフォームです。
クラウドファンディング(スポット型) | 手数料20%(達成報酬17%決済手数料3%消費税込み) |
ファンクラブ(月額支援型) | 手数料10%(達成報酬7%決済手数料3%消費税込み) |
クラウドファンディングは、
リターンありの購入型とリターンなしの寄付型のどちらかを
ALL-or-Nothing 方式で実施できます。
プロジェクトの終了月翌月の月末に、達成した支援額の80%が入金されます。
月額支援型の場合、支援額の合計が5,000円未満の場合、5,000円以上になるまで支払いが保留されます。
Creema SPRINGS(クリーマスプリングス)
Creema SPRINGSは、クリエイターの創造的な制作活動を支援する目的で運営されるプラットフォームです。
ハンドメイド系クリエイターが消費者とインターネット上で直接売買できる
ショッピングサイト「Creema」を運営する株式会社クリーマの事業です。
手数料 20%( 利用手数料15% 決済手数料 5% 消費税込み) |
プロジェクトは、リターンありの購入型とリターンなしの寄付型の両方を同時に実施が可能です。
目標達成型(ALL-or-Nothing方式)と実行確約型(All-in方式)の2種類が選べます。
目標達成型の場合、プロジェクト終了月の翌月25日に入金されます。
支援する際の手数料は発生しません。
寄付型クラウドファンディングの手数料&サービス内容6選
寄付型に特化したプラットフォーム6つの手数料とサービス内容を紹介します。
For GOOD(フォーグッド)
ForGOOD は、「社会問題の解決を民主化する」という目的で運営しているプラットフォームです。
社会問題を11カテゴリーに分け、幅広い活動を支援する仕組みを作っています。
グッド隊という独自のサポーター制度があり、ボランティア活動を利用した運営を行っています。
For GOOD は、
『SWITCH to HOPE』 社会の課題を、みんなの希望へ変えていく
をミッションとするボーダレスジャパンの事業の一つです。
じぶんプラン | 手数料0円 | |
いっしょプラン | 手数料7%または5万円 (どちらか高額な方が適用) |
消費税は別途発生する |
いっしょプランでは、専任担当者と開始から終了まで4回のミーティングが実施されます。
プロジェクト実行者の手数料は、基本0円ですが、
支援する際に手数料が発生します。
- 支援者手数料 1件につき220円(税込み)+決済手数料5%
「For GOOD カイゼン目安箱」という形で、ユーザーの意見を聞く制度もあります。
GIVING 100(ギビングハンドレッド)
GIVING 100は、
クッションで有名な Yogibo が売上の一部を原資として決済手数料を全額負担する
社会課題解決型の寄付クラウドファンディングです。
GIVINGforSDGs(ギビングフォーエスディージーズ)
GIVINGforSDGsは、ソニー銀行とコングラントによる
SDGs に貢献する目的の寄付型クラウドファンディングプラットフォームです。
決済手数料をマッチング寄付することで、実行者は調達した資金を100%受け取ることが出来ます。
CAMPFIREforsocialgood(キャンプファイアフォーソーシャルグッド)
CAMPFIREforsocialgoodは、CAMPFIRE が運営する
社会問題解決プロジェクトにより特化した
寄付型クラウドファンディングのプラットフォームです。
CAMPFIRE を利用するすべての支援者から受領したシステム利用料を元に、
プロジェクト運営に関する費用を実質0円にするという運営体制になっています。
支援者は、CAMPFIRE 利用時と同様に
システム利用料が、1件ごと発生します。
- 支援金額が1万円未満の場合:228円+消費税22円
- 支援金額が1万円以上の場合:支援金額の2.27%+消費税
Syncable(シンカブル)
Syncable は、「未来をつくる人を、たすける人になろう」というテーマで
幅広い目的の寄付を集めることができる法人団体向けファンドレイジング型プラットフォームです。
寄付型クラウドファンディングを実施できるシステムの利用がサービス内容に含まれています。
手数料 11%(決済手数料5% キャンペーン手数料6% 消費税込み) |
管理画面より振込申請をすると、
その月の末日までに寄付された金額から、決済手数料と振込手数料260円(税込)を差し引いた金額が
翌月27日前後に振り込まれます。
決済方法によって、手数料が上乗せされる場合があります。
成果報酬型のサポート手数料金額が10万円を下回る場合、最低手数料6万円(税抜き)が発生します。
クレジットカードによる寄付の受付や、バースデードネーションなど
団体の活動資金を様々な形で集めることができる仕組みとなっています。
運営会社STYZは
「あらゆる境遇を打破できる社会」を目指して、
民間から多種多様な社会保障を行き渡らせる
という目的で運営されています。
コングラント
コングラントは、NPO 団体の活動に特化したファンドレイジング型プラットフォームです。
寄付型クラウドファンディングの実施だけでなく、
非営利活動を行う組織が寄付募集を行うために必要なシステムを提供することを目的に運営されています。
フリープラン(無料) | 決済手数料8%+1件につき5円の取引手数料 |
ライトプラン(月額4,000円) | 決済手数料3.4%+1件につき5円の取引手数料 |
スタンダードプラン(月額8,000円) | 決済手数料3.4%+1件につき5円の取引手数料 |
その月に集まった寄付金は、振込時に手数料と事務手数料440円を差し引いた金額が
翌月20日までに入金されます。
投資型クラウドファンディングの手数料と特徴12選
投資型の4タイプ別に、
主なプラットフォーム3社の手数料について一覧表にまとめて紹介します。
投資型クラウドファンディングに限り、投資する側の情報となります。
投資型クラウドファンディングについての詳しい解説は、
別記事にて紹介いたします。
不動産型クラウドファンディングの主なプラットフォーム3選
主な不動産型クラウドファンディングのプラットフォーム3社について
手数料と特徴についてまとめています。
COZUCHI
COZUCHI は、LAETOLI株式会社が運営するプラットフォームです。
2019年9月から『WARASHIBE』というプラットフォームで事業を開始。
2021年9月から現在の『COZUCHI』へリニューアルした
累計投資金額No1という実績があるプラットフォームでもあります。
投資した資金を出金する際の手数料は、毎月初回分が無料。
2回目以降は、一律330円発生します。
投資する資金を入金する際の振込手数料も投資者の負担となります。
CREAL
CREAL はCREAL株式会社が運営するプラットフォームです。
代表の横田氏は一般社団法人不動産クラウドファンディング協会の代表理事を務めています。
2021年に現在の社名とサービス名に変更。
前身の株式会社ブリッジ・シー・キャピタルは2011年に設立しています。
「1万円からのほったらかし投資運用」というキャッチコピーで
安定した不動産投資を提案しています。
資金を振り込む際、受け取る際の両方で、振込手数料が発生します。
利回り不動産
利回り不動産は、株式会社ワイズホールディングスが運営するプラットフォームです。
2014年に会社設立後、不動産開発の黒字実績から、購入に多額の資金が必要な不動産投資を小口化し、
少額・短期間で始められる不動産クラウドファンディング事業を運営しています。
運用手数料と入出金時の振込手数料が発生します。
運用手数料は、投資案件により異なるため、
投資申請画面に掲載される「契約成立前書面」にて確認することになります。
振込手数料は、GMOあおぞらネット銀行を利用の場合無料、
それ以外の銀行の場合、一律145円がかかります。
融資型クラウドファンディングの主なプラットフォーム3選
主な融資型クラウドファンディングのプラットフォーム3社について
手数料と特徴について紹介します。
CROWD BANK(クラウドバンク)
CROWD BANKは、日本クラウド証券株式会社が運営する
「待つだけ資産運用」というキャッチコピーで
1万円から投資が出来るプラットフォームです。
投資資金を入金する場合、振込手数料が発生します。
その他、金取引を購入する際に購入手数料が発生します。
Bankers(バンカーズ)
Bankersは、株式会社バンカーズホールディングスのグループ会社である
株式会社バンカーズが運営するプラットフォームです。
2020年から運営されており、
2022年には、旧SBIソーシャルレンディング株式会社の全株式取得と事業を承継しています。
分配金や償還された元本を出金する際の振込手数料は会社負担となり無料。
出資金を送金する場合、
GMOあおぞらネット銀行からバンカーズ投資家用口座への送金は手数料が無料。
その他の銀行から投資家用口座へ送金する場合には、
各銀行の設定した振込手数料がかかります。
その他にも以下の費用が発生します。
- ファンドの運用から分配・償還に係る費用
- ファンド毎に当社が定める営業報酬
- ファンド運用に際し、回収等に係る費用
- 復興特別所得税を含む源泉税20.42%
Alterna Bank(オルタナバンク)
Alterna Bankは、SAMURAI証券株式会社が運営するプラットフォームです。
第一種金融業者である証券会社が運営しており、
一般の投資家ではアクセスできない⾦銭債権や不動産、未上場株式など
市場にあまり出回っていない国内・国外の資産が投資対象です。
投資資金となるデポジットを入金する振込手数料がかかります。
払い戻しの際、GMOあおぞらネット銀行あての場合は無料。
その他の銀行への払い戻しは払い戻し手数料145円と振込手数料が発生します。
ファンド型クラウドファンディングの手数料について
主なファンド型クラウドファンディング3社の手数料と特徴についてまとめています。
Funds(ファンズ)
Fundsは、ファンズ株式会社(旧クラウドポート株式会社)が運営するプラットフォームです。
資産運用をもっと身近にすべての人へ解放し、
利息でコツコツ資産運用できるようにと、
1円から1円単位で投資が出来る独自の仕組みがあります。
利用手数料は無料。
デポジット口座に送金する際の振込手数料のみ、投資者の負担となります。
Sony Bank Gate(ソニーバンクゲート)
Sony Bank GATEは、ソニー銀行が運営するプラットフォームです。
「資産運用」×「共感・応援」という新しい形で
“挑戦者を応援する文化を創りだす”事に貢献し、
世の中を変える企業を社会に送り出したいという目的で運営されています。
利用手数料、振込手数料は無料。
利用開始には、ソニー銀行の口座が必要となります。
セキュリテ
セキュリテは、ミュージックセキュリティーズ株式会社が運営するプラットフォームです。
2000年に、「もっと自由な音楽を。」という理念から音楽ファンドとして創業。
その後、音楽関連以外でさまざまな活動をする事業者へ資金調達できるようにと
2009年、マイクロ投資プラットフォーム「セキュリテ」を開始。
2011年には東日本大震災での事業再建目的として「セキュリテ被災地応援ファンド」も開設。
取引手数料と入出金時の振込手数料が発生します。
各ファンドの募集条件によって、取引手数料は異なります。
株式投資型クラウドファンディングの主なプラットフォームについて
主な株式投資型クラウドファンディング3社の手数料と特徴についてまとめています。
イークラウド
イークラウドは、イークラウド株式会社が運営するプラットフォームです。
2018年7月に設立、2020年6月から事業開始。
金融・IT・ベンチャーキャピタルで培ってきた経験・ノウハウを融合し、
一般投資家には、ベンチャー投資に関する情報と機会を提供し、
起業家へは、新しい資金調達手段を提供する目的で運営されています。
投資する場合の手数料は、振込手数料のみ自己負担となります。
UNICORN(ユニコーン)
UNICORNは、株式会社ユニコーンが運営するプラットフォームです。
2015年12月設立、2019年7月から事業開始。
次世代スタートアップ企業の株主になれる
をキャッチコピーとして、
スタートアップ企業の成長を主に資金調達面からにサポートする事業として運営されています。
投資する場合の手数料は、振込手数料のみ必要となります。
FUNDINNO(ファンディーノ)
FUNDINNOは、株式会社FUNDINNO が運営するプラットフォームです。
2015年11月に前身となる株式会社日本クラウドキャピタル設立、
2017年4月から事業開始。
この募集案件が、日本で一番最初の株式投資型クラウドファンディング第一号案件です。
すべての起業家と投資家にとっての、情報・機会の格差をなくし、
”フェアに挑戦できる未来を創る”ことをミッションとし、
1口10万円から投資が出来る仕組みで運営されています。
投資する場合の手数料は、銘柄購入時の振込手数料が発生します。
諸費用については、銘柄の売買に関する案内
その他に、重要事項説明書に記載があります。
ケチるな!危険!手数料はプラットフォーム選びの肝である
せっかく集めたお金だから、できるだけ手数料を払いたくないなぁ
そう考えているそこのあなた!
手数料の安さだけで、プラットフォーム運営会社を選ぶのは、危険です!
手数料を無視して、クラウドファンディング成功はあり得ません。
何故なら、手数料は
クラウドファンディングの成功を左右する
プラットフォーム運営会社選びの肝、
サービスの質を見極める重要な目安だからです!
これからお伝えすることを必ずご一読ください!
成功するクラウドファンディングはプラットフォーム選びで決まる
成功するクラウドファンディングは、
どのプラットフォームを選ぶかで決まります。
プラットフォームとは、ズバリ
プロジェクトをたくさんの人に知ってもらい、
支援を集めやすくするお膳立てをしてくれる存在です。
プラットフォームに重要な役割は次の3点です。
1.プラットフォーム自体にも知名度があること
プラットフォームの知名度は、支援に影響します。
2020年の緊急事態宣言以降、
日本でもクラウドファンディングを利用したことのある人は
年々増加しています。
人間には、
「知らないことへの拒絶反応」
というものがあります。
知らないことは、怖い。
そう感じるように脳の仕組みが出来ているのです。
クラウドファンディングを知っていることと同時に、
過去に支援したときに利用したプラットフォームであったり
どこかで聞いたことがあるプラットフォームでのプロジェクトであることも、
プロジェクトの支援につながる意外で重要な要素です。
プラットフォーム自体の知名度があることは
クラウドファンディングに対する拒絶反応を軽減し、
支援につながりやすくなる効果があります。
準備作業の効率化が見込めること
クラウドファンディングにはたくさんの事前準備があります。
そのほとんどが、入力などの事務作業や
ネット上での手続きです。
事務作業が得意な人であっても、
準備はなるべくサクッと済ませたいですよね。
クラウドファンディングに必要な準備作業が
ストレスなくサクサク進むことは、
エネルギーの消耗防止になります。
クラウドファンディングを実行するとき、
実は、かなりのエネルギーを消耗します。
エネルギー不足で、
せっかくの準備がおろそかになる。
その予防のためにも、
入力などの動作環境をふくめ
準備作業がスムーズに進められることは、
成功するクラウドファンディングにおいて
プラットフォームに必要かつ重要な役割なのです。
トラブルや困った時に相談、対応の協力が望めること
クラウドファンディングを実行するとき、
トラブルや困った時に
サポートしてくれるプラットフォームであること。
これは、プラットフォームを運営する上で
とても重要な部分です。
ここをおろそかにするプラットフォーム運営会社は
おそらくゼロです。
ただし、
実行する人にとって、
必要なサポートや安心する部分は
人それぞれに違います。
個別サポートを受けることが出来るだけでなく、
問い合わせに対するメール対応などからも
受ける印象は違います。
自分がこのプラットフォームでなら
どんなトラブルが起きても
安心してクラウドファンディングを実行完走できるか。
自分にとって、
必要なサービスが受けられるプラットフォームか。
トラブルや困った時にすぐ相談でき、
対応の協力が望めることも、
クラウドファンディングを成功できるかどうかの
重要なカギとなる大切な役割です。
成功するプラットフォーム選び4つのポイント
成功するプラットフォーム選びに重要な4つのポイントについて、解説していきます。
クラウドファンディングを実行する上で、
プラットフォーム選びが明暗を分ける
といっても、過言ではありません。
以下の4点を参考に、
クラウドファンディングを実行するプラットフォームを比較してみてください。
1.プロジェクトに合ったプラットフォームである(種類別)
プラットフォームを選ぶ上で一番重要なポイントは、
「自分の目指す目的に合ったプラットフォームか」
ということです。
飲食店や新商品に関するクラウドファンディングであれば
「社会貢献とかイイ感じじゃん」と
寄付型クラウドファンディングに特化したプラットフォームを選ぶより
購入型クラウドファンディングのプラットフォームを選ぶべきです。
逆に、社会貢献や問題提起として
クラウドファンディングに挑戦するなら、
わざわざ関心を引きそうな
関連性の薄いリターン品を用意してまで
購入型クラウドファンディングのプラットフォームを選ぶより
寄付型クラウドファンディングのプラットフォームで
自分が解決したい問題に関心を持ってくれる人から
プロジェクトへの支援を集める方が、
無駄なストレスがありません。
「そんなの当然じゃん」
と思いがちですが、
プラットフォームによって、
得意とするジャンルは違います。
自分のやりたいことと似たプロジェクトがある
自分の目指す目的と合ってる
ここをしっかりと明確にしたうえで、
プラットフォームを選ぶことが、最も重要なポイントです。
2.支援してほしい人への告知がしやすい
次に重要なポイントは、
支援してほしい人に、プロジェクトを告知しやすいか
という部分です。
何かを告知するとき、
ただやみくもに声をかけたり、SNSに投稿するだけではなく
プロジェクトページへの導線を複数、設計しやすいかどうか。
ここが隠れた重要ポイントになります。
告知導線に一番必要なのは
- 自分が告知できる人への声かけ
- 友人、知人による支援の呼びかけ
これに加えて
- プラットフォームの認知度
- プラットフォームの情報拡散力
これらも相乗効果として、活用できます。
実際に、募集開始24時間以内に、
目標金額20%以上の支援が集まると
プラットフォームのSNSで紹介されたり、
メールマガジンやWEB広告などにも掲載されます。
自分の友人知人だけでなく、
興味関心を持ってくれそうな人
つまり、支援してほしい人に伝わる告知導線が期待できることも
プラットフォーム選びを左右する重要ポイントです
3.入力操作がしやすい
プラットフォーム選びにおいて、無視できないのが、
入力操作がしやすいこと
あなたの身のまわりには、
スマートフォンやパソコンが得意な人ばかりでしょうか?
クラウドファンディングの支援は、
ネット上で買い物をするときと同じように
個人情報やクレジットカードの情報入力などが必要です。
どのプラットフォームも
できるだけ入力作業は簡単にしていますが、
初めてそのプラットフォームを使う時は
IDとパスワードの設定が必要になります。
この設定作業で、
「めんどくさいから、支援するのやめた」
という場合も少なからずあります。
普段、パソコンやネットショッピングに
馴染みが無い人にも支援がしてもらいやすいこと。
何気ない入力作業のスムーズさも、
プラットフォームを選ぶ上で重要なポイントです。
4.コンプライアンスやカスタマーサポートの体制
最後4つ目として、
プラットフォーム運営会社自体のコンプライアンスや
利用者への対応体制はどうなのか
というポイントがあります。
個人情報の取り扱いや、公序良俗に対する企業の姿勢
トラブルが起きた場合の対応や
支援者、実行者両方への配慮なども
過去にそのプラットフォームを利用したことがある人の感想や
プラットフォームのHP、担当者の応対などで比較してくことも大切です。
まとめ 手数料はクラウドファンディング成功への必要経費と考える
手数料はクラウドファンディング成功への必要経費である。
クラウドファンディングを成功させるには、
プラットフォームは欠かせない存在です。
良いサービスには、対価で評価する。
全ての手数料は、現在のサービスを充実させる上で必要なお金です。
手数料を支払うことは、そのサービスを提供する会社へ資金を提供することです。
もし、手数料を支払わない人が増えたら、
会社はサービスそのものを値上げしたり、
下手したらサービス自体を廃止してしまうかもしれません。
クラウドファンディングのプラットフォームは、
クラウドファンディングを実行する人にも、
クラウドファンディングを支援する人にも
両方にメリットがあります。
- 実行者には、支援を集めやすいようにサービスを提供してくれる
- 支援者には、自分が興味関心あるプロジェクトの支援ができる環境を提供してくれる
コストパフォーマンスが良いプラットフォームが増えることで
クラウドファンディングへの認知度や信用が上がり、
より多くの人や企業が資金調達がしやすくなります。
そう考えてみると、手数料を安く済ませるよりは、
自分の達成したい目標と合ったプラットフォーム運営会社を
しっかりと選んだうえで、
「手数料?成功できた御礼に払う必要経費だよね。」
「こんな便利なシステムを使わせてくれて、ありがとうございます!」
そう思える結果を出せるように
実行者が準備をしっかりと出来れば、
クラウドファンディングをもっともっと活用して、
世の中がより良い方向へと動かせていくのではないでしょうか。
最後までお読みいただき、
ありがとうございます。
挑戦する人を応援するスバキリ商店
スバキリ商店は、
「挑戦する人を応援する」
という理念で、
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