【プレスリリース：歌も踊りも未経験だった現役女子大生がアイドルになった驚きの方法とは？】歌も踊りも未経験だった現役女子大生が、2023年8月11日、大阪府大阪市でデビューライブを行うことが決まり、アイドルになりたいという夢を叶えた。その方法が、クラウドファンディングだというから驚きだ。集まった総支援額は67万9千円、支援者数128人にのぼる。その陰の仕掛け人であるクラウドファンディング・プロデューサー小西光治に、クラウドファンディングの魅力について尋ねた。 |
「アナタの味方でいるアイドルとなって、ひとりで泣いている人を減らしたい」と語るのは、現役女子大生の雪城葵さん。
歌も踊りも未経験だった現役女子大生が、事務所に所属せずにアイドルデビューした方法が画期的だ。
雪城葵さん
誰かの心の支えになるアイドルになりたい
雪城さんは、両親の不和や離婚の影響もあり、小さい頃から、自己肯定感の低い女の子だったという。
「自分は要らない存在なのか」「誰かに認めてほしい」「必要とされたい」という気持ちが膨らんでいった。
そんな雪城さんを支えてくれたのがアイドルだった。
「私がアイドルの言葉や活動を心の支えにして生きてきたように、私も誰かの心の支えになるアイドルになりたい」──そう思うようになったという。
アイドルになるために、オーディションをたくさん受け、合格し、夢をかなえる道を歩み出したが、事務所が決めたコンセプトで、与えられた曲を、教えてもらったように歌ったり踊ったりすることに違和感を覚えた。
「自分を大切だと思えない人と一緒に、前に進むアイドルになりたい」。
そんな雪城さんが、アイドルになる道として選んだのがクラウドファンディング──通称〝クラファン〟だった。
クラウドファンディングというのは、群衆（crowd）と資金調達（funding）を組み合わせた造語で、個人や起業がその活動や思いに共感した人たちから幅広く資金を募る仕組みだ。
雪城さんは2022年4月1日から4月29日の1か月間で、総支援額67万9千円、支援者数128人となり、クラウドファンディングの目標を達成した。
そして、2023年8月11日、大阪府大阪市でデビューライブを行うことが決まり、アイドルになりたいという夢を叶えた。
クラウドファンディングの本質は、応援とファン作り
雪城さんのクラウドファンディングの立役者となったのが小西光治。
年間300件以上のクラウドファンディングをプロデュースし、4億円超えの資金を集めることに成功しているスバキリ商店株式会社の代表者だ。
その活躍は2022年6月27日、日刊ゲンダイでも報じられ、ライター・デザイナーなどのチームでクラウドファンディングを丸ごと請け負う「クラファンの成功請負人」として取り上げられている。
（日刊ゲンダイの記事： https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/306978 ）
「クラウドファンディングの本質は資金集めだけではないんです」と小西は語る。
クラウドファンディングでは、個人の想いを発信し、その想いに共感した人々が支援という形で応援する。
個人や企業とファンを繋げることができる。
もちろん、支援した側にもメリットがある。
雪城さんのクラウドファンディングでは、ライブのチケットやツーショット写真、直筆のサイン入りCDや手紙の他、デビューライブまでの活動報告やボイスメッセージなどが支援者にリターンとして発送された。
中には、雪城さん自身が支援者のためだけに曲を歌ったり、応援したりするものもある。
想いに共感した人を直接、応援できるのもクラウドファンディングの醍醐味のひとつだろう。
もちろん、ファンを集められるのは、雪城さんのようなアイドルだけではない。
たとえば、小西氏がプロデュースした「創業明治40年『元祖鯱もなか本店』に居心地のいい空間をつくりたい！」というプロジェクトでは、老舗のもなか店の想いに共感した676人の支援者から、総額360万円以上の支援が集まった。
日本の経営哲学を世界に広める書籍を出版するプロジェクトでも、127人が応援し、255万円以上の支援を得た。
クラウドファンディングが人と商品、そして、人々の想いを繋げるツールになっている。
雪城さんのクラウドファンディングが終わり、スバキリ商店株式会社は新たな試みを始めている。
それは、アイドルとなった雪城さんのTikTokのプロデュースだ。
有名人の名言やエピソードを紹介し、チャレンジする人を応援していく。
今後の雪城さんの挑戦にも注目したい。
雪城葵さんのTikTok
