CAMPFIREの統計データから見るクラウドファンディング攻略のヒント

ノウハウ

クラウドファンディング大手サイトのCAMPFIREでは統計データが提供されているのをご存知ですか?

クラウドファンディングのプロデューサースバキリです!
僕が代表を務めるスバキリ商店株式会社では1日1件以上のクラウドファンディングをプロデュースしています。

冒頭に書いた通り、CAMPFIREでは四半期に1回統計データを発表しており、「CAMPFIRE 統計データ」と検索すると簡単に見ることができます。
統計データではクラウドファンディングでどんな人が支援しており、どれだけの金額が動いているのか等のデータがオープン公開されています。

今回はそのデータの中からクラウドファンディングに役立つであろう4つのポイントを紹介します。
※今回参照したデータは2022年10月のデータとなります。

統計データから見る役立つポイント4つ

今回ピックアップする役立つポイント4つは以下の通り。

  • 年齢層

  • 準備期間

  • 公開期間

  • リターン数

4つのポイントを解説します。

年齢層

クラウドファンディングは若い人が見てるから20代のユーザーが中心なのではと心配される方もいますが、幅広いユーザー層に利用されています。

CAMPFIRE統計データ参照

実際に支援をしているのはお金が出せる20〜50代が中心で、10代以下の若年層は少なくなっています。
また、60代以上になるとクラウドファンディングサイト自体を見る人が少なくなるので、ユーザー比率も少なくなります。

僕のクライアントさんで塾のクラウドファンディングをやりたいという方がいました。
この場合、実際に塾に来る生徒ではなく親世代をターゲットに据え「子ども達の教育相談」というリターンを設けたほうが支援されいプロジェクトになります。

つまり、20〜50代向けのプロジェクトが支援されやすいということになります。少し年齢層を絞るとしても、半数以上を占める30代、40代は外さないようにしましょう。

準備期間

2つ目の準備期間についてですが、CAMPFIREの統計では20日以上プロジェクトの準備期間を使ったほうが達成しやすいです。

CAMPFIRE統計データ参照

多くのクラウドファンディングをプロデュースしていると、明日や1週間後にでもクラウドファンディングを始めたいという人がいますが、焦らずしっかりプロジェクトの中身やリターンの内容を考えたほうが達成しやすくなります。

ちなみに、僕たちスバキリ一味のチームがクラウドファンディングをプロデュースする場合、ライター取材やリターンの打ち合わせ等の準備期間で1ヶ月以上設けております。
僕はクラウドファンディングは準備でほぼほぼ決まると思っているので、しっかり20日以上の準備期間を取ってプロジェクトを進めてください。

公開期間

どれくらいの期間のプロジェクトが達成しやすいかに関しては、30〜45日の間のプロジェクトが支援が集まりやすくなっているというデータが出ています。
長期間掲載すれば良いと思われる方もいますが、2ヶ月以上のプロジェクトは掲載開始から時間が経つにつれ、掲載順位が下がり、PV数も下がってしまうため支援がされにくくなる傾向があります。

ですので、僕は公開期間1ヶ月〜1ヶ月半のクラウドファンディングをお勧めしています。

リターン数

リターンの数についても気にされる方は多くいらっしゃいますが、統計的にも10個以上のリターンを用意していると支援されやすいです。

たとえ商品販売のクラウドファンディングであっても、バラエティに富んだリターンを出す必要があります。
例えば、お礼メールや動画もリターンにすることができるので、商品に興味がなくても支援できるリターンは準備しておきましょう。

一方で多ければ多いほど良いというわけではなく、僕のクライアントさんで15個以上だと多すぎて逆に支援金額が伸びないという事例もあるので、10〜15個くらいのリターン数が適正だと思っています。

まとめ

今回の内容をまとめると以下の通りとなります。

  • 20〜50代にフィットするプロジェクトを作ろう!

  • 準備期間は最低でも1ヶ月かけよう!

  • 1ヶ月〜1ヶ月半のプロジェクトを作ろう!

  • リターンは10〜15個用意しよう!

統計データからも分かるこの4つのポイントを踏まえてクラウドファンディングを実施するだけで、プロジェクトの達成率が変わると思うので、是非活用してみてください!