クラウドファンディング成功の秘訣は「ゴキゲンさん」と〇〇!?メタバース税理士 笹圭吾さん

プロジェクトオーナーさん

今月から始まりました!、<対談!スバキリ一味>の新企画!
「聞かせて!プロジェクトオーナーさん!」

これまでスバキリ一味では、900件以上のクラウドファンディングをプロデュースしてきました。

スバキリ一味では、ひとつのプロジェクトにディレクター、ライター、デザイナーなど複数のメンバーが関わり、全員で目標金額の達成を目指して動きます。そのなかでのライターの役割は、プロジェクトオーナーさんを直接インタビューして「想い・活動」をお聞きし、クラウドファンディングプロジェクトの文章に仕上げていくことです。そのため、プロジェクト終了後のお話や展開も非常に気になります。

この新企画では、そんなスバキリ一味のライターたちが持ち回りで、今まで担当した中で特に印象的だったプロジェクトオーナーさんにオファー。プロジェクト実施中や、その後の話を聞かせていただき、クラウドファンディングの実態や成功のコツも深掘りします。

第2回目のゲストは、SNSの総フォロワー数25万人(TikTokとInstagramは業界日本一位)!
株式会社REBFLEETの代表取締役、じてこ先生SASAでおなじみ!税理士の笹圭吾さんです。

笹さんは、公務員として17年間勤めた国税専門官を退職後、SNSでの発信活動に力を注ぎインフルエンサー税理士に。その背景には「より多くの人が自由でワクワク働ける環境、未来を一緒につくっていきたい!」と想いがありました。そこで作ったコミュニティが、1万人のわくわく「メタバース士業交流会」でした。「税理士に限らず、法律の専門家でもある士業はWeb3.0の新しいテクノロジーを活用してビジネスを行う方のニーズに応えられる力がある!」「集客や価格競争の課題を一緒に打破していきたい!」と思い、2022年5月に実施されたクラウドファンディングが、こちらのプロジェクト。


https://camp-fire.jp/projects/view/585787

ライティング担当は、クラウドファンディングライターHARUでした。
https://subakiri.net/power-of-stories/

笹さんは、上記のプロジェクト実施後、2022年10月、2023年3月の計3回チャレンジされ、全て目標達成されています。新大阪駅近くの事務所に伺い、最初のプロジェクト実施から約1年が過ぎた笹さんに、当時のこと、その後のこと、現在のことをお聞きしました〜!

 

クラウドファンディング前に抱えていた課題

笹さんがスバキリ一味に代行をオファーしようと思った理由を教えてもらえますか?どういうことに困っていたとか。


最初にスバキリさんにお願いしたのは、2022年5月!その頃のぼくは「メタバース士業交流会」というコミュニティを盛り上げていきたいと思ってました。士業がもっともっとワクワク働けるようにしていきたくて。

あれから約1年、「メタバース活用といえば、税理士の笹さん」というポジションをとられていますよね。

ありがたいですねー!でも実は、1回目のクラウドファンディングにチャレンジする前のぼくは窮地に立っていたんです。17年働いた国税専門官(公務員)を辞めて2020年6月に独立して、SNS発信に力を入れたことでTikTokのフォロワーは10万人に。YouTubeチャンネルも1.5万人に登録していただけるようになりました。SNS集客に成功したことで、独立初年度で110社から税務顧問業の契約をしていただけるようになってました。でも、順調そうに見えて、実は、一緒に活動していた人に逃げられて、賠償金を背負ってて…。

えー!賠償金も!そうだったんですか!

そうなんです。そんな時に、仮想通貨の損益計算の代行をおこなう機会があって、そこで価値観が激変しました!新しい仕事で戸惑いながらやってたんですけどすごくワクワク仕事ができたんです!報酬も高くて驚きました!めちゃくちゃ可能性を感じたし、「これからは士業の働き方が大きく変わる!」と思って、税務顧問業から完全撤退しました。周りからは「あいつ何してんねん。笹終わったな」みたいな感じでしたけど、ワクワクする方向に進みたいし、士業の人に新しい情報や働き方を知ってもらいたいと思って、2022年の3月に「メタバース士業交流会」をスタートしたんです。

「メタバース士業交流会」って、士業の方は参加費無料でしたよね?窮地で大変な状況なのに(笑)!

有料にしてなかったんですよ(笑)。とにかく士業の方にワクワク働ける選択肢があることを共有しまくってました。それで、「どないかして、コミュニティを拡大していけへんかなぁ?」って悩んでて、そのタイミングで、ある交流会でスバキリ代表の小西さんにお会いして、クラウドファンディングの代行をオファーさせていただきました。

 

プロジェクトページができあがった時の感想

実際に、スバキリにオファーしてみてどう感じましたか?取材をさせていただいた日時が、2022年4月27日の11時と記録が残ってました!

いやー!その日は衝撃でした!HARUさんから1時間インタビュー受けて…たしかその日の夕方にはCampfireのサイト上にプロジェクトページの初稿を作ってくれたじゃないですか?その時に、「ぼくの言いたかったことがカタチになってる!これが言いたかった!!めっちゃ伝わってる!!」って思いました。「想いを言語化すること」に課題があったんですよー!

笹さんはSNSでもめっちゃ発信してるのに!意外ですよー!

言語化・文章化は難しいですよ!税理士事務所経営してるんですけど、ぼくは早口でゴリゴリの関西弁やし、噛むから、スタッフにもなかなか言いたいことが伝わらないことが多くて(笑)。でも、HARUさんが書いてくれた文章を見て、「これ!これです!!!」って思ったのを覚えてます。

元公務員同士、独立後にクラウドファンディングに挑戦っていうのも一緒の境遇だったんでめっちゃ共感したんですよ。インタビュー後に一気に書けた記憶があります。サムネイルやリターン(お返し品)についてはどうでしたか?

サムネイルもイメージ通りでした。スバキリさんは分業でそれぞれの専門家がいるのが強いですね〜!「どんなリターンを設定したら良いのか」についても、ディレクターさんからアドバイスをもらえるのが良かったんですよ!

ディレクター担当はちびぃさんでしたよね。リターンはどういう相談ができて良かったです?

1人で考えてたら、「このリターンで良いんかなぁ」とか「この金額で良いんかなぁ」とか悩んでたと思うんです。そこを客観的に見てもらえました。あと、特に助かったのが「リターンを履行する労力」が大変になりすぎないようにも気遣ってくれたんですよー!初の挑戦だとそこまで考えられないので。

 

クラウドファンディング期間中の話

プロジェクトページが完成した後、スタートする前ってどんな気持ちでした?

不安でしたね。「支援もらえなかったらどうしよう!?」とか(笑)

そうだったんですね。でも実際、スタートしてから1日半で目標金額50万円を達成。その後、ネクストゴール達成も達成し、155万円・69名からのご支援をいただいてプロジェクト終了しましたよね!

実は、裏話が2つあるんです。1つは、「メタバース士業交流会」を無料でやっていたことで、多くの人とご縁をいただいていたことです。メンバーさんが主に支援をしてくれたんです。あともう1つは、ぼくの賠償金の話とか、窮地に陥っていることを知ってくれてはる方が、高単価のリターンを購入してくれたことです。

クラウドファンディングをやる前から、人とのつながりを大事にしたり、喜んでもらうためにどうしたら良いかを考えて行動されていたのは大きいですよね。

クラウドファンディングライターのHARUさんからみて、目標達成する人の特徴ってあるんですか?

これまで80プロジェクト担当させていただいてるんですけど、、、言われてみると、笹さんみたいに楽しそうでよく笑っている「ゴキゲンさん」であることって大きな特徴です!あと、「分業でみんなで一緒に作りあげていきたいんですー!」っていう人!そういう人は、目標達成しやすいです。

え!?(笑)ゴキゲンさん!?でも、それ結構言われます!インスタとかでライブ配信してても、「つられて笑っちゃいます」とか、「聞いてて楽しいです」って。

あー!つられるってわかりますよー!ぼくも人間なんで、「フキゲンさん」より「ゴキゲンさん」といたいし、一緒に仕事したいし、応援したくなりますから。あと、「ゴキゲンさん」には同じ波長の人が集まってきますよね。なかなか目に見えにくいところですけど、ちゃんと伝わっている。めっちゃ大事なポイントだと思います。会社経営でも、社長が不機嫌だとみんな萎縮したり離れたりしますから。テレビもラジオもYouTubeも周波数じゃないですか?みんな感じたい周波数に集まっていて、笹さんの発信の周波数にみんなが「つられている」んでしょうね。

なるほどー!「波長が合う!」って言いますもんねー!おもろいっすねー!じゃあ、ワクワク楽しい人ともっと繋がって面白いことしたいんで、この調子で発信していきます(笑)

 

クラウドファンディングを終えてからの話


求めていた「プロジェクトの実現度合い」としてはどうですか?

めちゃくちゃ感じてます。クラウドファンディングやって良かったなぁって。これまで大きなイベントをする際は、毎回クラウドファンディングで「予約販売」とか「集客・PR」をしてきてたんで、士業の方々や、面白い個人事業主の方々や、企業・経営者の方々とのつながりが増えました。

「メタバースでコミュニティデザインをしている人」で検索すると、笹さんが出ますよね。

ありがたいですね!3回目のクラウドファンディングを実施して、2023年5月に1万人でつくる24時間のメタバースイベント24時間1万人のわくわくメタバース活用EXPO2023を開催したことで色々わかりましたよ!「あ、人ってこの時間帯にこんなメタバースの使い方をするんや!」とか観測データがめっちゃ取れたのも大きかったです。

大企業は「ユーザー獲得するためにどんなふうにメタバースを活用すれば良いんだろう?」っていう課題を抱えているんですかね?

そうなんです。「え!こんな誰もが知ってる大企業から相談がきてる!」ということも増えてきてます。一緒にわくわく働いていきたいし、サポートさせていただけたら嬉しいですね。

 

笹さんのこれからのビジョン

これからやっていきたいのは大きく2つあって、1つはメタバースを通じて日本の技術や文化を海外に発信したい人たちと一緒に活動していくことです。


これは、第2回、第3回のクラウドファンディングプロジェクトでも発信していることですよね。例えば、和食でいうと、醤油や出汁や味噌とか本当にこだわって作ってるんだけど、海外に伝えるのが難しいという企業とか。ぜひ、笹さんとつながってもらいたいなと思います。
士業は自分たちのサービスを海外に売ることはできないけど、海外の人たちとの「架け橋」になることができるんで。そこが存在意義だと感じてます。あともう1つは、最近あの~~~、1円でも多くお金を残すにはどうしたらいいですか?」っていう本を出版したり、音声配信アプリのVoicyも始めたんですけど、その中で、「自分にできることって、40代以降のサラリーマンのセカンドキャリアを見据えたお金の知識とか、学べる場を作っていくことやな」って思ったんです。

作家・永松茂久氏がエグゼクティブプロデューサーを務める第1回「日本ビジネス書新人賞」で大賞に選ばれた笹さん。

「将来設計ができてないんだけど、どないしたらええんかわからん!一歩踏み出すのも不安!」と悩んでるサラリーマンの方は多いでしょうね。

そうなんですよ!「これまでに培ったキャリアをどう活かすか」ってなかなか客観的にとらえ直すのって難しいと思うんです。これまで「無価値」だと思っていたものが、実は「大きな価値」だったってこともありますから。

それは、17年勤めた公務員を辞めて独立した笹さんだからこそ、同じ目線で考えられることですもんね!ぜひ、悩んでいる方は笹さんのSNSや著書をチェックしてみてください〜!

 

笹さんの各種SNS

TikTok、Instagram、YouTubeなど、普段お使いのSNSでぜひつながってください〜!
https://lit.link/jitekosensei

 

楽しくてあっという間の2時間!本日はありがとうございました!

あ!HARUさん外見たら雨降ってますよ!傘ないでしょ?濡れちゃうんでこの傘持っていってください!!ほな!また〜!ありがとうございました〜!

 

対談を終えて


これまで3回、笹さんのクラウドファンディングをライターとしてインタビューさせていただいているのですが、毎回元気になれるエネルギーをいただけます。

「ゴキゲンさん」な笹さんは、税の専門知識やメタバースを活用してのコミュニティデザインで得た知識・ノウハウを人々に発信し、「喜び」を広げてこられました。「ゴキゲン・ギブ」な精神で人と向き合うことが、クラウドファンディングの目標達成に必要なことなんだなぁとあらためて感じています!

コミュニティを作り、社会に大きなインパクトを与えていきたいあなたは、クラウドファンディングに挑戦してみるのも良いかも知れません!

ぼく自身も、ライターとしてサポートさせていただきながら、世界に「喜び」を広げられていることが、とても嬉しいです!

スバキリ一味の「中の人たち」は、プロジェクトオーナーさんたちの挑戦を応援することに誇りとやりがいを感じながら、今日もプロジェクト作成に励んでいます。

 

取材・執筆―クラウドファンディングライターHARU